20日、オーストラリアの仮想通貨取引所であるCoinTree(コインツリー)は、請求書の自動支払いサービスを提供するGobbill(ゴッビル)社と新たに提携し、請求元が仮想通貨での支払いを受け入れているかに関わらず、どんな請求書でも仮想通貨で支払い可能にするサービスを開始した。
本サービスでは利用者から預かった仮想通貨を、法定通貨へとゴッビル社が両替し、各請求書に対する支払いを行う。
既にゴッビル社では利用者の銀行口座やクレジットカードから自動的に各請求書に対して支払いを行うサービスを提供しており、ここに仮想通貨での支払いが加わる。
ゴッビル社の共同創業者シェンドン・エワンズ氏は、以下のように述べた。
未来を先取りし私たちが現在目にしていることは、好き嫌いに関わらず、私たちの日常の一部となっていくだろう。
ゴッビル社ではオーストラリア証券投資委員会(ASIC)より金融業のための資格を取得している。ゴッビル社の設立は3年前と、まだ設立間もないが、昨年は約1億$分の請求書の処理行うなど、設立当初よりも約10倍規模にまで成長を遂げている。
一方、コインツリーは2013年にBTC(ビットコイン)の売買をより簡単にする目的で設立された。現在の利用者数は約6万人で、XRP(リップル)やETH(イーサリアム)等40種類の仮想通貨の取引が可能となっている。テロ組織に対する資金供与及び、AML(アンチマネーロンダリング)の防止対策として、オーストラリア金融取引報告分析センター(AUSTRAC)に登録済である。