リップル(XRP)がCoinbaseに上場するも価格が上がらなかった理由とは

リップル(XRP)がCoinbaseに上場するも価格が上がらなかった理由とは

2月27日、最も格式が高いと言われるアメリカの仮想通貨取引所CoinbaseにXRPが上場し取引が開始された。
Coinbaseのプラットフォーム「CoinbasePro」に上場することが発表された25日には10%上昇したが、コミュニティの盛り上がりや、SNSでの反響と比較すると思っていたよりも大きな価格上昇は見られなかった。

28日にCoinbase.com、AndroidおよびiOSアプリでもXRPの取引が提供されるという発表がされても市場の反応は薄かった。

「○○○がCoinbaseに上場」という、これまでではかなり大きなファンダメンタルズであったが、なぜXRPに限って大きな価格上昇が見られなかったのか、米Forbesがアナリストの見解を掲載している。

アナリストの見解

資産運用会社アルカファンドの共同設立者ジェフ・ドーマン氏の見解は以下の通りだ。

まずXRPはしばらくネガティブな報道に悩まされていた。
その結果XRPは他の通貨と比較して市場に遅れをとっていることが考えられる。

次に、上場発表がされる前にXRPを購入していた人が、発表後に売りに入ったことにより、価格上昇に歯止めがかかったのでしょう。

デリバティブ取引プラットフォームを提供するAmuletのディレクターMarouna Garcon氏は以下のように述べた。

全体的な弱気市場とプロジェクトの状況を見れば、トレンドが上昇に向くことはない。
XRPの場合、より多くの銀行がXRPを利用することが市場を動かしていくと思う。

投資家兼BitCull CapitalのCEOであるJoe Dipasquale氏の見解は以下の通りだ。

市場はリップルの動向の多くを予測している。その結果、大きな出来事があっても直感的な値動きを見せないのかもしれない。
最近のカンファレンスでも、彼らが重要な発表をした際にXRPの価格は下がっている。

見落とされがちなのは、これらの仮想通貨がどれほど他の通貨と密接に関連しているかということです。
ビットコインに良いニュースがあればXRPの価格も連動するかもしれないということです。その逆も然りですが。

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