OpenSeaにBNB チェーンNFT サポートが追加される

OpenSeaにBNB チェーンNFT サポートが追加

世界最大のNFTマーケットプレイスであるOpenSeaは、BNB Chain(バイナンスブロックチェーン)をベースとしたNFT(非代替性トークン)をプラットフォームに導入したことが明らかになった。

日本語訳:
BNBチェーンがOpenSeaで正式に公開されたことをお知らせできることを嬉しく思います。

プレスリリースによると、OpenSeaのSeaportプロトコルは2022年第4四半期からBNB Chainを開始する予定とのこと。これによるBNB NFTクリエイターへのメリットは、リアルタイムペイアウト、クリエイターペイアウト、回収管理などである。

OpenSeaはすでに複数のネットワークをサポート

Openseaはすでに、イーサリアム(Ethereum)、ソラナ(Solana)、クレイトン(Klaytn)、アービトラム(Arbitrum)、オプティミズム(Optimism)、アバランチ(Avalanche)、ポリゴン(Polygon)の各ネットワークをサポートしており、BNB Chainがこれらに続く形になるとのこと。

BNBチェーン投資ディレクターであるグウェンドリン・レジーナ(Gwendolyn Regina)氏は、今回の提携について次のように語っている。

今回統合により、多数のクリエイターをより広いシステムに取り込むとともに、BNBチェーンエコシステム内のクリエイターやNFTイニシアティブに力を与えることができます。


BNBチェーンは世界最大のスマートコントラクトブロックチェーン

BNBチェーンは現在、日々のアクティブユーザー数に基づく世界最大のスマートコントラクトブロックチェーンである。

ただし、同ネットワークは競合ネットワークと比較してNFT取引量が比較的少なく、イーサリアムやソラナのような競合ネットワークに桁違いの差をつけられているのが現状だ。しかし、BNBチェーンはイーサリアムよりもはるかに低い手数料を誇り、NFTユーザーにとって負担となるコストを取り除けることから、BNBチェーンによって署名確認アクションが見やすくなり、ユーザーは無料でアカウントを初期化できるという。

一方で、2021年のNFTハイプトレインはすっかり消え去り、OpenSeaの取引量は1月以来90%減少。NFT業界は厳しい現状が続いている。実際、さまざまな人気コレクションのフロアプライスも急落しており、BAYC (Bored Ape Yachy Club)は8月にわずか67ETHで1月以来最も低いフロアプライスを記録している。また、OpenSeaは仮想通貨会社でのレイオフと同様に、7月に20%の規模縮小を余儀なくされ、OpenSeaのブライアン・ロバーツ(Brian Roberts)元CFO(最高財務責任者)は、わずか10カ月の勤務の後、2022年10月に同社を去っている。

それでも、BNBベースのNFT売上は、前週比26.71%増で、過去7日間でおよそ826,408ドル(約1.1兆円)となっており、過去1カ月間の統計では、BNBベースのNFTの売上は180,720件の取引で約490万ドル(約6.8兆円)を記録している。