SUIが新たなラリースタートで2ドルペッグを達成
デジタル資産の所有権に特化したレイヤー1ブロックチェーンおよびスマートコントラクトプラットフォームのネイティブトークンであるスイ（sui/SUI）は、過去数カ月間で成長し、史上最高値に近い上昇で2ドルペッグを更新した事が分かった。
SUIは、取引価格とその広範なエコシステム全体で新たなマイルストーンを達成し、ほとんどの資産を上回っており、現在の市場全体の慎重な感情にもかかわらず、ネイティブトークンはなんとかその傾向に逆行し、ここ数週間で健全な上昇を記録し続け、1カ月間の価格抵抗線を突破して新たな高みを目指した。
2024年3月27日（水曜日）、SUIは好調な調子で取引を開始し、年初来高値の2.06ドルまで上昇。この急騰は、過去24時間でSUIの価格が17%上昇したことを示しており、過去1カ月間でのトークンの合計上昇率は28.3%と健全な水準となった。新たに回復したペッグを急速に下回ったが、過去3カ月間のトークンの強気傾向は143%という驚異的な価格上昇を記録。ペッグを回復して過去最高値を更新する能力について楽観的な見方を強めている。
ビットコインが相場をリード
過去数週間、新たな価格の高値への目覚ましい上昇を続けた仮想通貨市場は、多くの資産が新たな安値に下落し、利益を放棄するなど、弱気なセンチメントを経験している。
その中で先頭に立っているのはビットコイン（Bitcoin/BTC）で、過去最高値の7万3780ドルから5%以上下落。2024年3月28日5時時点でのビットコイン価格は、1BTC=10,421,082円（68,000ドル）前日同時刻比+3.2%、時価総額は204.8兆円（※CoinMarketCap調べ）を超えている。また、イーサリアム（Ethereum/ETH）は今年の最高値取引価格から約14%やソラナ（Solana/SOL）なも11%下落しており、どちらも下落率上位に位置している。カルダノ（Cardano/ADA）、アバランチ（Avalanche/AVAX）、バイナンスコイン（Binance Coin/BNB）も下落組の仲間入りを果たし、それぞれ 23%、16%、9% の下落を経験している。
SUIの価格調整の急騰は、市場のネガティブな傾向に抵抗し、目覚ましい利益を積み上げる同社の能力を浮き彫りにしている。しかし、1年以上を経て史上最高値を取り戻すというSUIの道のりは、過去の実績だけに依存しているわけではなく、市場のボラティリティ（価格変動差）の中で現在の勢いを維持できるかどうかがその軌道を左右することになる。
