Google Cloudがフレア(Flare)ネットワークインフラプロバイダーに

グーグルクラウドがフレアネットワークインフラプロバイダーに

6億1,800万ドル(約903億円)相当のFLRトークンを支援するフレア(Flare)は、Google Cloud(グーグルクラウド)を重要なインフラストラクチャープロバイダーとして歓迎しており、FLRトークンが7%上昇した事が分かった。

公式声明によると、テクノロジー大手Alphabet(アルファベット)社のクラウドコンピューティング部門であるGoogle Cloudは、フレアネットワーク上で二重の役割を担うことになる。具体的には、Google CloudはFTSO https://flare.network/ftso/ (Flare Time Series Oracle:フレアタイムサービスオラクル)のコントリビューター(※貢献者)となり、Flare ネットワークのバリデータとなる。

Google Cloudがフレアの100組織に参加

Google Cloud の追加により、Google Cloud はフレアで二重の責任を果たす 100 組織のリーグに事実上加わった。

日本語訳:
フレア(Flare)は、ネットワークを検証し、Flare Time Series Oracle に貢献するインフラストラクチャープロバイダーとしてオンボードGoogleCloudに組み込まれています。
ネットワーク検証との二重の役割で分散型データ配信を強化することが、フレアをデータ用のブロックチェーンにする理由です。

このグループの一員として、Google CloudはFTSOに貢献し、フレア高度に分散化された価格オラクルに、一般にアクセス可能な価格データを提供する。ネットワーク検証ツールとしての役割においてGoogle Cloudは、フレアネットワーク上でトランザクションの新しいブロックを提案し、検証。これには、チェーンのPoS(プルーフ・オブ・ステーク)のコンセンサスメカニズムのサポートが必要だ。

極めて重要な役割を担うインフラストラクチャープロバイダー

さらにフレアは、dAppsに分散型データへの最上位のアクセスを提供するという同社の使命にとって、インフラストラクチャープロバイダーの役割が極めて重要であると強調している。

これには、ブロックチェーンの状態や価格の時系列データなど、幅広い情報が含まれる。重要なのは、フレアが、費用対効果の高いEVM(Ethereum Virtual Machine=イーサリアムブロックチェーン上でスマートコントラクトを実行するソフトウェア環境)スマートコントラクトと分散データを組み合わせたことで際立っている事である。その中心的な目的は、ユーザーが広範なデータにトラストレス(※信用不要)にアクセスできるようにすることだという。

フレアのヒューゴ・フィリオン(Hugo Philion)共同創設者兼CEO(最高経営責任者)は、Google Cloudの採用に対する熱意を表明し、それがフレアのビジョンと一致していることを強調したうえで、次のように述べている。

私たちの協力は、分散データを中核に据えた、より堅牢な分散スマート コントラクト プラットフォームの提供に役立ちます。

同様に、Google CloudのWeb3責任者であるジェームズ・トロマンズ(James Tromans)氏は、ブロックチェーンのユースケースを拡大するために大規模なデータ アクセスの重要性を強調したうえで、次のように述べている。

Google Cloudがフレアネットワークの検証者になることで、その使命をサポートすることができます。

なお、CoinMarketCapのデータによると、FLRトークンは過去24時間で7%上昇している。