トルコは2024年に仮想通貨規制と課税を発表予定
トルコは、2024年の大統領年次プログラムの一環として、仮想通貨課税やその他の規制措置を導入することを目指している事が分かった。
トルコは2024年の大統領年次プログラムの一環として仮想通貨と取引所への注力を再燃させており、課税やその他の規制措置が導入される可能性を示唆。過去数年間に仮想通貨規制に関する議論が数回あったものの、具体的な措置は講じられておらず、政府は現在、来年度中に規制を最終決定する予定とのことだ。
「2024年大統領年次プログラム」を承認する決定番号7739号を発行した官報によると、同国政府は2024年仮想通貨規制を完成させる計画とのこと。
仮想通貨取引所に関する規制調整の必要性について概説
同文書では、「政策と措置」セクション、具体的には「実行される活動とプロジェクト」というタイトルの行項目400.5にて、仮想通貨に関連するいくつかの重要なポイントが明らかにされている。
この項目では、仮想通貨取引所に関する規制調整の必要性について説明している。提案されている規制の正確な詳細はまだ明らかにされていないものの、規制の意図は、不安定な市場に安定性と安全性をもたらす取り組みを強く示唆している。これまでの規制の欠如により、仮想通貨コミュニティは操作的な戦術の影響を受けやすくなり、THODEX スキャンダルのような詐欺事件は政府による監視の必要性をさらに浮き彫りにした。
トルコでは2019年以降、仮想通貨の導入が急増しており、過去3年間で人口の50パーセント近くが仮想通貨に投資または使用したことを示唆する多くの報告があがっている。今後の規制は間違いなく、国内で増加する仮想通貨ユーザーに波及効果をもたらすだけでなく、近隣の他国がデジタル資産課税や規制にどのように取り組むかにも影響を与えると期待されている。