ネイバーが韓国で新仮想通貨ウォレットをローンチ
韓国のインターネット検索大手Naver(ネイバー)が、スポーツに特化したブロックチェーンプラットフォームであるChiliz(チリーズ)と提携し、初の仮想通貨ウォレットを立ち上げたと、2024年8月30日(金曜日)に発表した。
BREAKING NEWS: Chiliz Launches Strategic Partnership with NAVER Pay for Groundbreaking Digital Assets Wallet
This collaboration marks the launch of NAVER Pay Wallet, NAVER Pay's first Digital Assets Wallet for the 33 million+ users Korean market with Chiliz Chain as its… pic.twitter.com/9uvyKVYQUn
— Chiliz – The Sports Blockchain
(@Chiliz) August 29, 2024
速報:Chiliz、画期的なデジタル資産ウォレットのためにNAVER Payと戦略的提携を開始
このコラボレーションは、NAVER Pay Wallet の立ち上げ…
韓国のテクノロジーコングロマリットNaverは、3,300万人のユーザーをターゲットにした新しいデジタル資産ソリューションを発表し、非管理型デジタル資産ウォレット「Naver Pay Wallet」をローンチした事で、仮想通貨に参入した事が明らかになった。
1999年に設立されたNaverは、韓国初のポータルサイトであり、2024年7月の訪問数が約17億件と、韓国内で最も多く利用されている検索エンジンだ。同社がストレージソリューションで仮想通貨に初参入したことは、機関の間でデジタル資産の魅力が高まっていることを強調している。
30日付のXへの投稿によると、Naverの仮想通貨ウォレットは同社の子会社であるNaver Pay(ネイバーペイ)によって運営され、97,000以上の商店ユーザーにサービスを提供。Naver Payは、同社の日本支社が開発したソリューションであるLine Pay(ラインペイ)に続き、インターネット企業が立ち上げた2番目の電子ウォレットとなった。
ブロックチェーン技術中心のサービスを目指すNaver Pay Wallet
Naver Pay Walletと呼ばれるこの非管理型ウォレットソリューションは現段階ではまだベータ版で、ユーザーは、限定されたNFT(非代替性トークン)ストレージ機能にアクセスできるという。
同ウォレットには、ユーザーがデジタル資産を管理したり、分散型アプリケーションとやり取りしたり、Naverの商店ネットワークファントークンやロイヤルティプログラムにアクセスできるようにするための他の機能が追加されると、Chilizの創設者兼CEO(最高経営責任者)であるアレクサンドル・ドレイファス(Alexandre Dreyfus)氏はレポートで次のように述べている。
Naver Pay Walletは、典型的な仮想通貨ウォレットになることを目指しているのではなく、ユーティリティとロイヤルティブロックチェーン技術を中心としたサービスを目指しています。
同氏によると、ウォレットのターゲット層には、すでにNaver Payを利用。スポーツ、エンターテインメント、デジタル資産の提供を通じてブロックチェーン技術を探求しようとしている技術に精通した韓国人が含まれ、同氏は次のようにXへ投稿している。
これはchilizにとって最も重要なローンチ/戦略的パートナーシップの1つです。非常に長期的なものです。韓国最大のテクノロジー企業はChilizと提携して、3,300万人のユーザーベース(韓国の成人人口の90%)にデジタル資産をローンチし、今年後半にはファントークンを採用する予定です
Naver Payウォレットは、最初のブロックチェーンとしてChilizを追加し、将来的にはより多くのネットワークをサポートする可能性があると期待されている。