サークル(Circle)が台湾ファミリーマートと提携
ステーブルコイン発行者Circle(サークル)は、東アジアでの USDC の利用拡大を目的として、BitoGroup および台湾ファミリーマートとの戦略的パートナーシップ契約を発表した事が明らかになった。
Circleは今提携に際し、仮想通貨取引所BitoPro(ビットプロ)運営者のBitoGroup(幣託集団)とも提携している。2023年10月26日(木曜日)に発行されたプレスリリースによると、合意に基づいて両当事者は、ファミリーマートの顧客がFamiPoints(ファミポイント)と呼ばれるロイヤルティポイントをUSDコイン(USDCoin/USDC)ステーブルコインに交換できる「Points-to-Crypto」と呼ばれる新しいプログラムを開始。この変換は、BitoGroup が所有する台北に本社を置く取引プラットフォームBitoProのおかげで可能になっており、アジア太平洋Circle副会長ラグラン・パシー(Raagulan Pathy)氏は次のように語っている。
強化されたPoints-to-CryptoサービスにUSDCを導入することで、私たちは台湾のコミュニティがデジタル経済にシームレスに参加できるようにし、デジタルフィンテックイノベーションを受け入れる台湾の姿勢をサポートすることを目指しています。
既存の送金環境改善を期待
ファミリーマートは、中国、フィリピン、韓国、その他多くの国に店舗を持つ日本の国際的なコンビニエンスストアフランチャイズである。
Circle によると、BitoGroup が台湾で80万人近いユーザーの会員基盤を持っていることを考えると、今回の提携は同社に幅広い可能性をもたらすと期待されている。最新のパートナーシップは、フィリピンでの送金にUSDCの使用を促進するためのCoins.phとの最近のパートナーシップ契約に続き、Circleがアジア太平洋地域への取り組みを強化している時期に実現。この提携により、USDCの送金に対する意識と教育が促進され、既存の送金環境が改善されることが期待される。