BlockFiはFTX崩壊による破産申請と一時解雇を検討

FTXへの重大なエクスポージャーを認める

仮想通貨レンディング企業の BlockFi は、第11章破産保護の申請と、密接に関連する仮想通貨取引所FTXの崩壊を受けて人員削減の準備を検討していると、ウォール・ストリート・ジャーナルは、破産申請の可能性について最初に報じている。
また、BlockFi は Binanceと財政支援の可能性について話し合ったようだ。

BlockFi は先週10日に一時出金停止、15日に一時出金停止、更に活動及び通常通りの運営を制限することを発表し、「FTXへの重大なエクスポージャー」があることを認めた。
”エクスポージャー”とは直接関わってくる特定のリスクに晒されている資産の度合い。

「BlockFi 資産の大部分が FTX に保管されているという噂は誤りです」

BlockFi は14日に顧客に説明していたが

「とはいえ、アラメダが私たちに負っている義務、FTX.com に保有されている資産、および FTX US とのクレジットラインからの未使用額を含む、FTX および関連する企業体への大きなエクスポージャーがあります。」

BlockFi は、夏に FTX US から4億ドルの信用枠を受け入れた。BlockFi は、Terra の LUNA と UST の終焉による暗号市場暴落のため、信用枠を求めた。

14 日の全社会議で、BlockFi の従業員は会社の現在の状況の深刻さを警告されたが、一時解雇については明確に言及されていなかった、と情報筋は述べた。同社は 7 月に自主的なバイアウトを実施したが、まだ 300 人を超えるフルタイムの従業員がいる。BlockFi には、10日に出金停止される前に行われた顧客の出金処理を開始するのに十分な流動性がまだ残っていることが確認されている。

14日の顧客への電子メールにて、同社は

「BlockFiの次のステップへ移行する為に手助けしてくれる専門家の外部アドバイザーを雇った。HaynesとBooneは引き続き主要な外部弁護士として働き、BRGは財務顧問として従事している」

と述べた。 ” Berkeley Research Group (BRG)” はリストラ会社であり、よく破産手続の際に利用される。