仮想通貨に関する新たなデータ 学生ローン利用の20%が仮想通貨に投資

仮想通貨に関する新たなデータ 学生ローン利用の20%が仮想通貨に投資

ニュースメディアの報道により、米国の学生や労働者は仮想通貨を頻繁に利用する傾向にあると判明しました。大学生はローンで借りたお金で仮想通貨への投資を行っており、以前より注目されていた、仮想通貨業界の従業員は仮想通貨によって給与を受け取る人が増加しています。

今回のデータは、学生ローンに関する情報メディアStudent Loan Reportが3月16日から20日にかけて実施した調査であり、学生ローンを利用している大学生の21.2%がローンしたお金で仮想通貨の投資を行っています。

近年の仮想通貨の急騰により、通常より早くローンを返済するためにビットコインや、イーサリアの価格上昇を期待しているようです。

2017年にビットコイン価格が暴騰し、仮想通貨の投資で得た利益をローンの返済に充てているようです。このような学生ローンで仮想通貨取引を運用することは良い考えだと思われます。

しかし、通常の取引のように穏やかではなく、価格の変動の大きな市場のためローン金を投資するということは、特に学生ローンの利子率を考えると、高額な借金をもたらす可能性があります。

それに比べ、仮想通貨による給与の支払いをしている企業の人々を怖がらせてはいないようです。CNBCの報道によると、仮想通貨ウォレットの提供などを営むBitPayの従業員52%は、給与を法定通貨で受け取ることなく、ビットコインによって受け取ることを好意に思っています。

BitPayで規制関連業務の相談員を務めるJeremie Beaudry氏は、ビットコインによる給与を週払いで受けており、「価格の変動は気にしておらず、私は従来の銀行業界からやって来たが、ファイナンスに対する私の取り組み方は変わったと思う。仮想通貨と関わらないでいるよりは、関わった方がよっぽど良い」と語りました。

ちなみに大手仮想通貨取引所およびウォレットサービスを営むCoinbaseの従業員の40%は給与の一部をビットコインで受け取っています。

仮想通貨の本来の使用目的は、既存のシステムをトークンを介して便利に安全にするものですが、投資をする目的の割合が多いのが実情です。今後の仮想通貨の成長は非常に期待ができ今年初の暴落からの回復はそう遠くないかも知れません。