インドがPlay-to-EarnとNFTゲームの世界的な採用で第1位に

インドがP2EとNFTゲーム採用で世界1位

Finderが実施した最新調査「NFTゲーミング採用レポート」で、インドの回答者の34%がP2E(Play to Earn)ゲームをプレイしたことがあると推定されていることが明らかになった。

Finder「Global NFT gaming trends」より画像引用

FinderのNFT Gaming Adoption Reportによると、インドはPlay-to-Earnゲームの導入において、調査対象26カ国中1位となった。26カ国の43,312人を対象にしたこの調査では、インドはP2Eの人口で34%と1位を記録しており、2位は香港(29%)、3位はUAE(27%)であり、ベトナムとシンガポールの23%が上位5位を占めていた。特に、インドの35歳以下の男性は、NFTゲーム業界と交流する傾向があることが明らかになっており、3人に1人がP2Eゲームをプレイしたことがあると回答していた。

男性若年層がインドのP2E市場をけん引

Finderは、一般的に女性よりも男性の方がP2Eゲームをプレイしており、男性38%に対して女性が29%で、18~34歳の若年層がリードしていることも明らかにしている。

フランスとスウェーデンでのPlay to Earnの人口は、それぞれ6%と4%で最下位であることも明らかになっており、ヨーロッパでの規模拡大が課題となっている。実際、DappRadarによる最近の調査では、ブロックチェーンベースのゲームは2022年第1四半期に投資家から25億ドル(約3,226億円)を調達しており、現在のペースが維持された場合、その投資額は100億ドル(約1兆2,906億円)を超える可能性があると予測している。

こうした資金調達の代表例としては、Yuga LabsImmutable-XなどのNFTコレクションが挙げられ、BAYC (Bored Ape Yacht Club)を手がけるYuga Labsは2カ月前、Andreessen Horowitz(a16z)が主導する4.5億ドル(約580億円)の資金調達を確保したとのこと。Finder.comのデータによると、2022年、NFTゲームの普及率は11%ポイント増加すると予測しており、調査対象者の11.4%が近々P2Eゲームをプレイする予定であることも明らかになっている。

一方で、インド政府は仮想通貨に対する姿勢を明確にしておらず、この地域でデジタル資産サービスを提供する投資家や企業に打撃を与えている。それでも、インドのP2Eセクターは、ゲームをプレイするだけでお金や報酬を得る方法を提供することで、膨大な人口を抱えるインドで急成長し続けている。