スイスの国営銀行ポストファイナンスがステーキングを承認
スイスに拠点を置く銀行ポストファイナンスは、270万人の顧客に対してイーサリアムのステーキングの提供を開始した事を発表した。
🎉 We’re expanding our crypto service and introducing staking. This will allow our customers to generate passive income by depositing cryptocurrencies. ➡️ Find out more: https://t.co/YP7MIYH64d pic.twitter.com/dNJikbcJml
— PostFinance (@PostFinance) January 16, 2025
当社は仮想通貨サービスを拡大し、ステーキングを導入しています。これにより、お客様は仮想通貨を預けることで受動的な収入を得られます。
スイスの国営銀行ポストファイナンス(PostFinance)は、顧客にイーサリアム(Ethereum/ETH)のステーキングを導入することで、デジタル資産の提供を拡大。2025年1月16日(木曜日)のブログで同銀行は、12週間の固定最低期間でイーサリアムを使用した投資を提供し、クレジットされたステーキング報酬を売却する機会を提供すると述べている。
イーサリアムのステーキングは2024年に大幅に増加し、2月までにステーキングされたETHに関連するトークンの総供給量は25%に到達。2024年末にかけてステーキング報酬がわずかに減少したものの、市場に対する熱意は依然として明らかだ。この動きは、スイス国内および海外で仮想通貨やデジタル資産への関心が高まる中で行われたものだが、近年、SEC(米国証券取引委員会)は米国でのステーキングを厳しく批判していることから、高い関心が寄せられている。
SECの不承認
近年、SECは仮想通貨のステーキングに対して強い批判をしており、未登録の証券提供に該当する可能性があるという懸念を引き起こしている。
ステーキングは、ユーザーが仮想通貨をロックしてブロックチェーンネットワークをサポートし、報酬を得るプロセスであり、ハウィーテストの「投資契約」の基準を満たす可能性があるため、精査されている。SECはこれまで、米国でのすべてのステーキングサービスについて苦情を申し立てており、Kraken(クラーケン)とConsensys(コンセンシス)に数百万ドルの罰金を科している。
※づおがは全編英語で放映されており、日本語訳が必要な場合は、画面右下に表示されている「字幕」アイコンをクリック。次に、右隣に表示されている「設定」アイコンをクリックし、表示されたメニューの中から、「字幕」⇒「自動翻訳」⇒「日本語」の順に設定する事で、大まかな日本語訳が表示されます。
SECのゲイリー・ゲンスラー(Gary Gensler)委員長はステーキングを批判するビデオで次のように述べている。
企業やプラットフォームがこの種のリターンを提供する場合、そのサービスを「貸付」、「獲得」、「報酬」、「APY」、「ステーキング」と呼んでいるかどうかにかかわらず、その関係は連邦証券法の保護を受ける必要がある。
ドナルド・トランプ次期大統領は米国のステーキングに門戸を開くか
ドナルド・トランプ(Donald Trump)次期大統領が本日、2025年1月20日(月曜日)に就任すると、仮想通貨業界は規制アプローチの大幅な変化を予想しており、それが仮想通貨ステーキングにまで拡大する可能性がある。
この重要な動きは、トランプ氏がSECの新議長に仮想通貨支持者として知られているポール・アトキンス(Paul Atkins)氏を指名したことでもうかがい知ることができる。アトキンス氏の任命は、ゲンスラー前SEC委員長の厳格な監督とは対照的に、より仮想通貨に優しい規制環境につながると予想される。
この変化は、仮想通貨のステーキングに関する既存の政策の再評価につながり、業界内でさらなる革新を促進する可能性があり、次期政権の仮想通貨支持の姿勢は規制緩和の波をもたらす可能性が高いが、仮想通貨のステーキングへの正確な影響は、現時点では不明な規制決定の今後の動きに大きく依存する。