バイビット(Bybit) EU、ウィーンに欧州本社を設立

バイビットEUがウィーンに欧州本社を設立

2025年7月15日(火曜日)、Bybit EU(バイビットEU)はオーストリアのウィーンに欧州本社を正式に設立し、METAstadtで盛大な式典が開催され、金融、政策、学術、ブロックチェーンの各分野から250名以上が出席した。

Bybit EUは先日、METAstadtで開催した記念すべきイベントで、ウィーンに欧州本部を正式に開設した事を発表し、MiCAR(仮想通貨市場規制)の下、オーストリアが仮想通貨イノベーションハブとして台頭してきたことを祝った。この式典は、Bybit EUが長期的に、ヨーロッパにおいて規制され、かつオープンで革新的な仮想通貨環境の構築に注力していることを示している。

METAstadtには、フィンテック、政策立案、学術界、ブロックチェーン分野から250名を超えるゲストが集まり、MiCARの下、オーストリアがMETAstadtイノベーションハブとして台頭してきたことを記念するとともに、Bybitのヨーロッパへの長期的なコミットメントの始まりを象徴するものであった。

ウィーンの戦略的選択

Bybit EUは、ヨーロッパの中心に位置し、強固な法制度と金融システム、そして高度な教育を受けた多言語対応の労働力を有するウィーンを拠点として選んでおり、Bybit EUのマズルカ・ゼン(Mazurka Zeng)CEO(最高経営責任者)は次のように述べている。

ウィーンを選んだのは、透明性が高く、安定しており、活気のあるエコシステムを持っているからです。

METAstadtの目的は、ヨーロッパの仮想通貨コミュニティと真に永続的な関係を築くことである。オーストリアは、新たな金融テクノロジーに対するオープンなアプローチと、デジタル資産のための変化し続けるサンドボックスモデルを有しており、Bybitがヨーロッパ全域で事業を展開するのに最適な場所である。

同イベントでゼン氏は、新チームとBybitの取締役会を紹介し、Bybit EUのリーダーシップを披露。Bybitのベン・ゾウ(Ben Zhou)CEO兼共同創設者は基調講演の中で、Bybit EUは、オーストリアだけでなく、ヨーロッパ全体に新たな基準を設定することを目指していると述べている。

財務相もEUにおける競争優位性をさらに強化へ

ウィーンでのサービス開始は単なるマイルストーンではなく、Bybit EUがヨーロッパの仮想通貨の未来を形作る上で貢献したいという意向の表れでもある。

同社はウィーンで100人以上の専門家を雇用し、オーストリアの大学と協力してブロックチェーンの研究と教育を促進することで、地域経済の発展に貢献。また、Bybit EUのオープンオフィス構想は、開発者、起業家、パートナーが安全な環境で協力し、新しいアイデアを生み出す場を作ることを目的としている。オーストリアのバーバラ・アイビンガー=ミードル財務相は、今回の進出を歓迎し、次のようにコメントしている。

Bybitがオーストリアに拠点を置くという決定は、明確な規制枠組み、最新のデジタルインフラ、イノベーションを促進する環境など、我が国が国際的なフィンテック企業にとって優れた条件を提供していることを改めて示しています。オーストリアは、MiCAR規制の導入において早くから先駆者としての地位を確立し、現在ではヨーロッパで最も魅力的なフィンテック拠点の一つとなっています。財務相として、この競争優位性をさらに強化することが私の目標です。

 

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