中国人民銀行はデジタル通貨ウォレットの特許を申請
中国人民銀行(PBoC)は、利用者が自分自身のデジタル通貨の種類、金額、元通貨、送付元と送付先のウォレットの識別情報などを追跡できるデジタルウォレットの特許を6月22日、中国の国家知識産権局(SIPO)に提出しました。
PBoCがブロックチェーン技術を将来的に既存のシステムと統合させるとしていますが、中国政府はビットコインをはじめとする仮想通貨に対して頑なな姿勢を続けており、同銀行は既存の金融システムとブロックチェーン技術をどのように広範囲にわたって融合できるのか探っています。
この特許申請したウォレットは、マルチシグでのセキュリティを活用してハッキングなどの対策を施しており、仮想通貨と同様に秘密鍵と呼ばれる暗号化されたパスワードでデジタル資産をウォレットで管理します。
同銀行の周小川前総裁は、ブロックチェーンの活用に関して次のように述べています。
「これからのブロックチェーンなどの技術的な導入はに避けられない」「予想不可能な影響が予想され人民銀行の役割が重要になることが予想される」
中国は仮想通貨の取引には厳重な姿勢を見せていますが、ブロックチェーン技術との関係性や、仮想通貨の特徴には大きな注目をしており、6月20日には第2回となるGlobal Public Blockchain Assessment Index(仮想通貨の格付けランキング)を発表しています。
さらに中国は、ブロックチェーン技術関連特許を世界知的所有権機関(WIPO)へ最も出願した国として報道されており、仮想通貨にも大きな影響を与える日も遠くないかもしれません。
日本もスピーディーにやっていかないと取り残されます。インタネットバブルの再来と言われるほどのものなので過去の経験を活かして法規制進めて欲しいですね。
ウォレットとキャッシュレス化のベンチャーはこれから相当伸びるとおもいます。
それに付随したセキュリティー会社もそうですね。今はWebセキュリティーが一番儲かるんじゃないでしょうか。