SilvergateCapital がステーブルコイン立ち上げを計画
Facebookが支援してきたデジタル通貨プロジェクトのDiemを買収したSilvergateCapitalのアラン・レーン(Alan Lane)CEO(最高経営責任者)は2月1日(月曜日)、2022年後半にステーブルコインを立ち上げる計画を公表した。
レーンCEOは、SilvergateCapital社が銀行子会社のSilvergateBankを通じてステーブルコインを立ち上げ計画は、CNBCの投資情報番組「Mad Money(マッドマネー)」のMCを務めるジム・クレイマー(Jim Cramer)氏によるインタビューの中で明らかにした。同銀行は、Diem AssociationのIP、資産、テクノロジーを1億3,200万ドルの株式と5,000万ドルの現金で買収。レーンCEOはインタビューの中で、ステーブルコインが単なる取引ではなく日常使用されることを望んでいると述べ、Diemステーブルコインの真の価値について次のように語っている。
支払いと送金にブロックチェーンテクノロジーを使用することを考えると、潜在的な価値はチャートから外れていると思います。
ザッカー・バーグ氏の夢、破れる
仮想通貨と支払いシステムを設計する2019年のFacebook社の発表は世界の金融当局者が即座の危険信号を上げた。
Enderle Groupのアナリストであるロブ・エンダール(Rob Enderle)は、Facebookが仮想通貨を実行するというアイデアについて、「規制当局にとっては行き過ぎの架け橋」として、次のように語っている。
彼らは、Facebookが現在行っていることを信頼していないことを明らかにし、Facebookをマネービジネスに参入させるつもりはなかったのです。
Diemを買収したSilvergateCapitalは、開発、展開、運用のインフラストラクチャーと、支払いおよび国境を越えた電信送金のためのブロックチェーンベースの支払いネットワークを実行するためのツールを購入。人々はすでに、メタバースと呼ばれる新たな没入型の仮想世界で不動産を購入しはじめている。パンデミックによる影響から、他者との接触を避けたいという願望に後押しされ、現金使用が減少し続けており、デジタル決済オプションに対する需要の増加に各国が対応している中、SilvergateCapital社が今後、どこまでDiemの夢を繋いでいくのかは不透明だ。