Bitmain、BTCマイニングハードウェアのIP紛争でMicroBTを再び訴え

Bitmain がMicroBTを再び訴える

世界最大のビットコインマイニングハードウェアメーカーBitmainが競合他社を特許侵害で訴える試みが失敗し、IP盗難の告発で再び訴えを起こしたことが分かった。

中国の知的財産貿易メディアIPEconomyは4月7日(水曜日)、マイニング機器メーカー最大手のBitmainが、深センを拠点とするビットコインマイナーメーカーであり、Bitmainの元チーフチップデザイナーであるヤン・ズオシン(Yang Zuoxing)氏が企業秘密を盗んだとして、MicroBT(比特微)に対し4月7日、北京IP裁判所に訴訟を起こしたと報じた。

Bitmainは、ビットコインマイニング用の特定用途向け集積回路(ASIC)の設計に使用された技術に対してBitmainが授与された特許を侵害したとして、2017年にMicroBTとヤン氏を訴えたことを当時Coindeskが報じている。しかし、この訴訟は2018年に北京知識産権法廷によって却下され、ビットメインの認可された特許も完全に取り消されている。しかし、Bitmainはまだ諦めておらず、今回報じられた新たな民事訴訟では、MicroBTに9,900万元、16億5,000万円もの巨額損害賠償金が要求されている。

Bitmain の主張

2019年以降のMicroBTの成長により、ビットコインマイニングハードウェア市場におけるビットメインの優位性が大幅に低下したため、新しいケースは、2社間の長年の競争に再びスポットライトを当てた格好となっている。

IPEconomyによると、北京知識産権法廷はBitmainに苦情を受け取ったことを通知し、それに応じて調査が続行される。ただし、現時点では初回公聴会がいつ予定されるかは不明である。

レポートによると、Bitmainは、2016年5月に同社主力マイニング機器であったAntMiner S7およびS9の研究開発を完了した後、ヤン氏が企業秘密を盗んだと非難。はさらに、ヤン氏が7月にライバル製品を発売するために同社を正式に去ったうえでMicroBTを設立したと主張している。

Bitmainとヤン氏の確執の背景

itmainとヤン氏の歴史は、ヤン氏がASICMinerに加わった2014年にさかのぼるとみられている。

ASICMinerは、bitcointalk.orgでフリードキャット(Friedcat)としても知られるジャン・シンユー(JiangXinyu)氏によって2012年に設立されたビットコインマイニングハードウェアメーカーである。

フリードキャットが2015年初頭に忽然と姿を消した直後、ヤン氏は、ビットメインの共同創設者兼会長であるミクリー・ザン(Micree Zhan)氏にフルカスタムのチップ設計技術を紹介した後、ビットメインに入社したと語っている。しかし、ヤン氏は当初、ビットメインの「作業環境」に適合せず、「尊敬されていなかった」と感じたことから、上海でビットメインのS7用のチップを設計するパートタイムのギグに参加していたと語っている。

Bitmainは2015年8月にS7を発表しており、ヤン氏は、1年後に発売されたS9の設計中に、その後数回の株式交渉を行ったと述べている。同氏によると、交渉はうまくいかず、Bitmainの共同創設者であるジハン・ウー(Jihan Wu)氏は、2%の株式を提供する用意をしていたものの、ザン氏は0.5%でしか合意しないとヤン氏の交渉をはねのけている。交渉が失敗に終わったヤン氏は2016年6月、Bitmainとの契約を終了させ同社を去り、1カ月後にはMicroBTを立ち上げている。

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