Krakenが2022年に上場計画
カリフォルニアに本拠地を構える仮想通貨取引所であるKraken(クラーケン)のジェシー・パウエル(Jesse Powell)創設者兼CEO(最高経営責任者)は、CNBCインタビューの中で、直接上場を通じて2022年に上場する計画であることを明らかにした。
NEXTMONEYの特集記事「米国証券取引委員会、CoinbaseのS-1ファームの有効性を発表=4月14日に公開予定第1四半期の収益を事前発表」で報じたように、Coinbaseと同様に、おそらく直接のリストになるとみられており、来年中に公開できるようになることを目指しているとのこと。その背景には、時価総額100億ドルを超えているKrakenがSPAC(特別買収目的会社)を活用して上場するには、クラーケンは規模が大きすぎると考えられている。また、「Coinbase、新たな4銘柄のトークン上場リストを公開:COINは4月14日に取引を開始」で報じたように、第1四半期に収益が18億ドル(約1,967億円)、検証済みユーザーが5,600万人という結果を残しているCoinbaseも4月14日に上場する予定となっており、Krakenはこれに続く上場とみられる。
ナスダックに直接上場することが決定している大手取引所Coinbaseのケースで、ナスダックプライベートマーケットにおける非公開株の取引では、推定時価総額が1,000億ドル(約11兆円)に到達している。
トップ仮想通貨取引所へ駆け上がって来たKraken
2011年に設立されたKrakenは、10年後の2021年現在、総加入者数は600万人を突破しており、CoinMarketCapの調べによると、これは取引量で4番目に大きい仮想通貨取引所となっている。
また、同社はその価値を200億ドル(約2兆1,800億円)に引き上げるための資金調達ラウンドを行っており、イーサリアムのブロックチェーン通貨であるイーサリアムの成長、NFTの需要、および機関投資家の関与により、初めて2兆ドルを超えることになる。
CNBCが行ったインタビューで、パウエルCEOは、次のようにコメントしている。
第1四半期の売り上げは、すでに昨年全体の利益を上回っています。2月末までに昨年の数字を上回っており、これは市場全体が爆発したことに大きな影響を受けています。