MetaによるNFT計画はFacebookとインスタ
Meta(旧社名:Facebook)は、NFT(非代替性トークン)がFacebookとInstagramで利用できるようになることを発表した事が分かった。
Metaの最新声明によると、Facebookおよびインスタユーザーは、仮想通貨ウォレットをプラットフォームに接続し、NFTの共有が可能になったとのこと。
MetaがNFT計画を推進していることは仮想通貨市場ではすでに広く知られており、Facebook ユーザーがデジタルウォレットを接続し、プラットフォーム上でNFTを共有できるようになると発表。同社は以前、Instagram NFT 統合パイロットをアフリカ、アジア太平洋、中東、北米と南米の 100カ国に拡大すると宣言。今回の発表では、どのブロックチェーンとウォレットがサポートされるかは明確ではないものの、FacebookのNFT統合はInstagramと同じになる可能性がある。この場合、レインボー、メタマスク、トラストウォレット、コインベースウォレット、ダッパーウォレットがすべて接続可能になり、受け入れられるブロックチェーンはイーサリアム(Ethereum/ETH)、ポリゴン(Polygon/MATIC)、フロー(Flow/FLOW)に限定されるとのこと。
詳細を明かさないMeta
Metaは、Facebookの統合がパイロットプログラムになるのか、もしくはInstagramプログラムと同じリーチを持つのかを示していない。
また、サポートされている大陸のリストにヨーロッパが追加されるかどうかや、ソラナ(Solana/SOL)など、他の主要NFTブロックチェーンの統合が計画されているかどうかについても言及されていない。声明の中では、料金体系についても言及されておらず、Instagram NFT プログラムが何らかの兆候である場合、料金体系が導入される可能性は低いとみられている。
Facebookとして知られていたMetaは、NEXTMONEYの特集記事「Facebookが会社名をメタにリブランドしてNFTサポートを計画」で報じたように、2021年10月に新社名にリブランドした際、独自のメタバースを開発すると宣言している。この動きは、「ヴィタリック・ブテリン:Facebookのメタバースの試みは失敗するだろうと苦言」で報じたように、仮想通貨コミュニティから懐疑的に受け止められており、イーサリアム(Ethereum)の作成者であるヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)氏は、“時期尚早”として、Metaの計画は「失敗する」と主張している。