Metaの子会社Instagramが100の国と地域でNFT対応へ

Instagramが100の国と地域でNFT対応へ

Meta(旧、Facebook)の子会社であるInstagramは、NFT(非代替性トークン)展開の次の段階に入っており、マーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)共同創業者兼会長兼CEO(最高経営責任者)は、100カ国のユーザーがプロファイルでNFTを共有できるようになったことを発表した事が分かった。

日本語訳:
マーク・ザッカーバーグは、デジタル コレクティブルをさらに100カ国に展開すると発表しました。これで、より多くの人、クリエイター、企業がinstagramでNFTsを紹介できるようになりました。
また、Coinbase Wallet、hellodapperとの統合とflow_blockchainのサポートも開始しています。

仮想通貨界への進出促進のためにInstagramは、グローバル仮想通貨取引所Coinbaseや、NETプラットフォーム専用オブジェクトリレーショナルマッパーであるDapperなどのWeb3ネイティブ企業とのパートナーシップを発表。トム・ビリュー(Tom Bilyeu)氏とのインタビューで、同CEOは Metaのデジタル収集品への関心の高まりについて次のように語っている。

私たちがしなければならないことの大部分は、クリエイターがお金を稼げるさまざまな方法すべてに真剣に取り組むことだと思います。したがって、その一部は商取引のサポートのようなものになり、その一部はNFTとその周りの所有権になります。


共有ブロックチェーン資産の1つはCEO自身の青少年野球カード

Instagramで共有されるブロックチェーン資産の1つは、ザッカーバーグCEO自身の青少年野球カードに基づいている。

Tom Bilyeu「The MOST IMPORTANT SKILL To Learn For The FUTURE! | Mark Zuckerberg on Impact Theory」より動画引用

※動画は全編英語で放映されており、日本語訳が必要な場合は、画面右下に表示されている「字幕」アイコンをクリックした後、右隣に表示されている「設定」アイコンをクリックし、表示されているメニューの中から「字幕」⇒「自動翻訳」⇒「日本語」の順に設定することで、大まかな日本語訳が表示されます。

8月4日(木曜日)付け最新ブログには、Instagram が「より多くの人々にデジタル コレクションをもたらす」方法について詳しく説明。アフリカ、アジア、中東、南北アメリカの資格を持つ100カ国のユーザーは、仮想通貨ウォレットをプロファイルに接続することで、NFTの共有が可能とのこと。Coinbase と Dapper に加え、有効なウォレットにはRainbowMetaMaskTrust Walletが含まれているとのこと。Instagram は、イーサリアム(Ethereum)、ポリゴン(Polygon)、フロウ(Flow)ブロックチェーンもサポートしている。なお、ウォレットが正常にリンクされると、関連付けられたユーザーのNFTがチェックマークで検証される。なお、Instagramでのデジタルコレクション投稿・共有に関連する料金はかからないとのこと。

一部のテクノロジー企業はデジタル コレクションに懐疑的な見方を示しているものの、Meta は同テクノロジーを即支持・採用している。Instagram社のアダム・モセリ(Adam Mosseri)CEOは、NFT の展開を 1 年以上前からほのめかしており、同社がPolygonと協力してブロックチェーンベースの資産検証を開始した5月に本格的に始動。NFTは6月にFacebookにも登場し始めている。

不安定なテクノロジーに強気のMeta社だが、多くのメタバース市場は仮想通貨で運営されているため、強気姿勢の答えは企業名にもあるメタバーステクノロジに関するものである。Facebook社はメタバース計画にブレーキがかかっているものの、ユーザーが貴重な収集品を表示できるようにすることにまだ価値があると考えられている。より多くのNFTをInstagramに持ち込むことには、別の利点があり、これらのトークンの多くは画像であるため、ユーザーは動画だけでなく、より多くの写真を投稿するようになると考えられる。