BinanceのCEOがロイターの記事を否定
Binanceのジャオ・チャンポン(趙 長鵬:Changpeng Zhao)CEO(最高経営責任者)は、大手通信社Reuters(ロイター)が公開した記事について、フェイクニュースであると非難している事が分かった。
問題の記事は、「Binance served crypto traders in Iran despite U.S. sanctions, clients say(米国の制裁にもかかわらず、バイナンスはイランの暗号トレーダーにサービスを提供した)」というタイトルの記事で、ジャーナリストのトム・ウィルソン(Tom Wilson)氏とアンガス・バーウィック(Angus Berwick)氏によって書かれたものである。
同記事によると、不正なトレーダーは、仮想通貨取引所がマネーロンダリング(資金洗浄)防止チェックを強化した後、アクセスを失うまで、Binanceアカウントを使用し続けた事が記載されている。記事の著者は、Binanceがこれらのイランのユーザーについて知っていた可能性があるものの、故意にその事実を無視することを選択したことを示唆している。
Fake or real news? Reuters VS YCombinator.
Headline: "Binance served crypto traders in Iran despite US sanctions"
Content: "Binance banned Iranian users after sanctions, 7 got missed/found a workaround, they were banned later anyways"https://t.co/U954spJwIz— CZ 🔶 Binance (@cz_binance) July 11, 2022
偽物または本物のニュース?ロイターVSYCombinator。
見出し:「米国の制裁にもかかわらず、バイナンスはイランの暗号トレーダーにサービスを提供しました」
内容:「Binanceは制裁後にイランのユーザーを禁止しました。7人は逃した/回避策を見つけました。とにかく後で禁止されました。」
Twitterスレッドの回答の1つで、同CEOは、記事の作者が他の仮想通貨ユーザーによって卑劣な記事を書くように動機付けられた可能性があると考えていると述べ、記事が単に取引所の信用を傷つけるために書かれたことを示すものとして、記事内に具体的な証拠がないと述べたうえで、次のようにコメントしている。
今、私は彼らのような噂を広めています。だから、そこで止まります。
ニュースに対するTwitterユーザーの反応
Twitterユーザーは、ジャオCEOのコメントに興味深い反応を示している。
あるTwitterユーザーはロイターの編集者について、騒ぎを広め続けるクレイジーな元カノのようなものであると語っており、ロイターは常にクリックを獲得する方法を探していると別のTwitterユーザーは指摘。一方で、同ニュースがフェイクではなく本物であると語っているTwitterユーザーも存在している。