Samsungはユーザーが製品をメタバースから仮想体験できるように

サムスン電子がメタバース内で製品改造を可能に

サムスン電子(Samsung Electronics)は、オンラインゲームプラットフォームRobloxで仮想遊び場SpaceTycoonを立ち上げた事が分かった。

以前共有されたプレスリリースで同社は、Robloxエコシステム内に構築された遊び場により、ユーザーがゲームを作成してプレイし、メタバースでSamsung製品を使用できるようになると発表。さらに、サービスのターゲットオーディエンスがGenZ Z世代(※Generation Z、1990年代半ばから2000年代前半生まれの世代の事)の顧客であることを明らかにしており、サムスン電子コーポレートデザインセンター主任(エグゼクティブバイスプレジデント)であるキム・ジンス(Jinsoo Kim)氏は、次のように語っている。

私たちは、現在および将来の顧客の両方に、より有意義で楽しいデジタル体験を提供できるコンテンツを引き続き紹介します。


実製品をSpaceTycoonで改造できるように

SpaceTycoonは、エイリアンのキャラクターがハイテク企業の最新製品を研究するサムスン宇宙ステーションと研究所に設置されており、これは、リソース調達のためのマイニングゾーン、ゲーム内アイテム購入のためのショップ、および製品製造のためのラボの3つのプレイエリアで構成されたものである。

仮想世界により、ユーザーはGalaxyスマートフォン、テレビ、家電製品などのSamsung製品の独自のテイクを設計でき、ユーザーの創造性もテストしたうえで、実製品をSpaceTycoonで改造できるようにする。例として、リリースの中で次のように記載されている。

折り畳み式のスマートフォンGalaxyZFlipは、ユーザーがJet Bot真空クリーナーをホバーボードに、またはSeroライフスタイルTVを1人用ヘリコプターに変えることで想像力をかき立てるのと同じように、バッグやスクーターに変えることができます。

なお、Space Tycoonは、英語、中国語、スペイン語など、世界で最も話されている言語を含む14言語でリリースされる予定で、発表によると、ユーザー間ソーシャルインタラクション(社会的相互作用)を含む新機能が将来追加される予定とのことだ。