スイスの郵便局が2024年までに仮想通貨取引と保管サービスを提供へ

スイス郵便局が仮想通貨取引サービス提供の計画

スイス郵便局金融サービス部門であるPostFinanceは、銀行部門を通じ、ユーザーからの需要の増加に応じて取引および保管製品を展開することにより、仮想通貨の参入を拡大する計画を発表した事が新たに分かった。

発表によると、スイスの郵便局は遅くとも2024年までにこれらのサービスを提供開始する計画で、同国内で初となる銀行の他の仮想通貨製品から独立していると現地メディアが報じた。ビットコイン(Bitcoin/BTC)のような資産が2021年11月の過去最高の67,800ドルからほぼ70%の価値を失う結果となったクリプトウィンター(仮想通貨の冬)が続いているにもかかわらず、仮想通貨に挑戦する価値がある。今発表に際し、PostFinanceのリテールバンキング部門責任者であるサンドラ・リエンハート(Sandra Lienhart)氏は次のように述べている。

私たちのクライアントは、ハウスバンクを通じてこの市場に直接アクセスしたいと考えています。過去18カ月の間で仮想通貨の制度化が進んでいることを考えると、これは市場に参入する理想的な時期です。


外部パートナーとの話し合い

スイスの郵便局が計画する新サービスは、主に仮想通貨の取引と保管が含まれ、他の外部パートナーとの協議も進行中とのこと。

PostFinanceは、JPMorgan、Goldman Sachs、Citibank、Fidelityなどの主要なグローバル貸し手に加わり、さまざまな仮想通貨製品を提供しており、スイスの大手銀行の中には、このセクターの明確な規制の欠如とさまざまな資産の投機的な性質を理由に、仮想通貨への参入に注意を表明しているところもある。さらに、国営銀行は、さまざまな製品を通じて仮想通貨にますます参入している。

近年のスイスの郵便局は、仮想通貨をその事業に組み込む必要のある戦略的成長分野として特定しており、郵便局は、スタンプの物理的な世界とデジタルのギャップを埋めることを目的とした世界初の仮想通貨スタンプも発表している。

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