Crypto.com が従業員5%を解雇へ
Crypto.comは、先陣を切った他の仮想通貨取引所であるCoinbaseやGeminiに続き、仮想通貨の冬に備えるため、5%に相当する人員削減を行うことを明らかにした事が分かった。
That means making difficult and necessary decisions to ensure continued and sustainable growth for the long term by making targeted reductions of approximately 260 or 5% of our corporate workforce.
— Kris | Crypto.com (@kris) June 11, 2022
これは、企業の労働力の約260または5%を目標に削減することにより、長期にわたって継続的かつ持続可能な成長を確保するための困難で必要な決定を行うことを意味します。
Crypto.comは、市場が引き続き低迷する中、従業員の5%に相当する従業員260人を解雇すると、クリス・マルシャーレック(Kris Marszalek)CEO(最高経営責任者)がTwitterで明らかにした。ツイッターのスレッドで、マルシャーレック氏は、レイオフ(※1)を“長期的に継続的かつ持続可能な成長を保証する”という困難で必要な決定であると説明。また、同CEOは現在の「市場の低迷」に言及し、2018年のクリプトベア市場と2018~19年のクリプトウィンター期間中の同社の「構築への注力」をほのめかしている。
不況などによる操業短縮などを実行する際、企業が労働者を一時解雇する事
その期間中、ビットコインの価格は約65%下落しており、2017年12月の過去最高価格である約20,000ドルから、2018年2月には7,000ドルを下回っており、同CEOは次のように述べている。
私たちは、ダウンサイクル中に最強のビルダーとして自分たちを位置付け、次のブルランで最大の勝者になるために、リソースを最適化する方法を引き続き評価します。
マーケティングに多額費用を費やしていたCrypto.com
CoinMarketCapによると、6月14日付仮想通貨スポット取引所ランキングにて、24時間取引高1,615億円を超え、ランキング18位となっている。過去6カ月間、Crypto.comはマーケティングに多額の費用を費やしてきている。
シンガポールを拠点とする同取引所は、推定7億ドル(約940億円)を費やしている。NEXTMONEYの特集記事「FIFAワールドカップ2022がCrypto.comを公式スポンサーに指名」、「crypto.comのCMに出演したハリウッド俳優マット・デイモンに批判集中」で報じているように、FIFAワールドカップ2022の独占的仮想通貨取引所スポンサーになり、1億ドルを支払って、マット・デイモン(Matt Damon)氏をスーパーボウルのコマーシャルに出演させている。
これらの費用が今回のレイオフにつながっている感は否めないものの、同取引所はこれらの件について一切触れていない。