カニエ・ウェストが静かにNFT、仮想通貨市場に参入

カニエ・ウェスト氏によるYeezus NFT

これまでNFT(非代替性トークン)に懐疑的な姿勢を見せていた米国の人気ラッパーでソングライター兼音楽プロデューサーであるカニエ・ウェスト(Kanye West)氏が、「Yeezus(イーザス)」ブランドの商標申請を申請し、市場に参入する意向である事が分かった。

これまで、多くの人がNFTに対するウェスト氏のコメントは、仮想通貨コミュニティにとって大きな損失と見なしており、同氏がソーシャルメディアに多大な影響を与えたことを考えると、ユーザーらはそれらも理解さえも示していた。

ジョシュ・ヘルベン(Josh Gerben)商標弁護士によると同氏は最近17件の商標申請した事をツイッターで報告し、次のように語っている。

カニエ・ウェスト氏は、彼のYEEZUS名を中心に17の新しい商標申請を提出しました。提出書類は、YEEZUSブランドのアミューズメントパーク、NFT、おもちゃなどを立ち上げる意向を示しています。

なお、商標出願は、5月27日(金曜日)、ウェスト氏の会社であるMASCOTTE HOLDINGS, INC.の名前で提出されており、USPTO(United States Patent and Trademark Office=米国特許商標庁)に提出された申請書では、同氏はさまざまなカテゴリーでYeezus商標を申請しているとのこと。

Yeezus Crypto&NFT

アプリケーションの中で際立っているカテゴリーは、「ブロックチェーンベースの通貨とファンジブルでないトークン」だ。

そのほかの注目すべき商品やサービスには、アミューズメントパークや実店舗およびオンラインにおける小売店、化粧品、キャンペーンボタンなどがあり、リストには、家庭用品、おもちゃ、ゲーム、スポーツ用品も含まれており、同氏の長期的な計画を示している。

カニエ・ウェストNFT計画は、仮想通貨市場でプロジェクトを立ち上げることも計画しているという点で、同氏の絶大な人気を考えると、仮想通貨コミュニティに大きな影響を与える可能性もある。同氏が宇宙への無関心を表明した2022年2月の初め、大きな失望がNFTコミュニティに打撃を与えたが、当時、ラッパーは同氏にNFTをするように頼むことに対して警告しており、Instagramで次のようにコメントしていた。

私の焦点は、現実の世界で実際の製品、実際の食べ物、実際の服、実際の避難所を構築することにあります。

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