NASAが火星メタバースのために7万ドルを提供へ
NASA(National Aeronautics and Space Administration=アメリカ航空宇宙局)は、壮大な火星のメタバースの最高のデザインを作成できる野心的で革新的なプログラマーを探すことを望んでおり、70,000ドル(約900万円)を提供した事が分かった。
イーロン・マスク(Elon Mask)は火星のコインが鋳造されると信じている。そしてNASAは今、この火星のメタバースを作成したいと考えている。今日、仮想通貨市場では火星を念頭に展開しているとみられている。MarsXRチャレンジは、米国の宇宙機関が、AAAゲーム開発、XR、およびオーディオテクノロジーを提供するBuendeaおよびコンピュータゲーム、ソフトウェアの開発EpicGamesと提携して設立したイニシアチブである。
MarsXRチャレンジの課題とは
MarsXRチャレンジは、仮想現実(XR:クロスリアリティ= VR、AR、MR、SRの総称)の統合により、火星のメタバース周辺に没入型のエクスペリエンスを作成することに貢献したいゲームおよびアプリの開発者を対象としている。
課題は、ゲーム開発者が、EpicGamesによるUnrealEngine 5の統合により、MarsXRオペレーションサポートシステム(XOSS)エコスフィア向けの新しい環境とリソースを作成することとのこと。NASAは、火星の日の火星に関する詳細情報を公開しており、情報には気象条件や色合い、など、400平方キロメートルの視覚的に魅力的で現実的な地形が含まれているとのこと。
なお、NASAMarsXRチャレンジのパートナーであるEpicGamesは、KingdomHeartsIVとFortniteで使用された画期的なプログラミングエンジンであるUnrealEngine5で非常にゲーマーとして有名な存在だ。
MarsXRチャレンジ受賞者に70,000ドルの賞金
NASAが提供するMarsXRチャレンジには、70,000ドルの賞金プールがあり、より大きなアイデアや目標に貢献したい開発者であれば、これがMarsXRチャレンジに参加するための手がかりになる。
5つのカテゴリーと20の区別が含まれており、作成者は個々のシナリオまたは環境を自由に設計でき、4つの勝者が選出されるシステムだ。カテゴリーの各勝者は6,000ドル(約77万円)を獲得できる。NASAのスケジュールによると、申し込みの締め切りは7月26日です。2カ月の評価期間の後、受賞者は2022年9月27日に発表されるとのこと。なお、現時点で、約270人近くのイノベーターと25のチームがすでにこのチャレンジに名乗りをあげている。