米コインベース、100万ドル和解金で集団訴訟を解決へ

米コインベース、100万ドル和解金で集団訴訟を解決へ

仮想通貨取引所コインベースは、かつての仮想通貨取引所Cryptsyのユーザーによる集団訴訟について、962,500ドル(約1億500万円)を支払うことに合意した。これにより一連の集団訴訟は解決に至った。裁判所の文書によると今月13日、集団訴訟の原告側は11325BTCを既に獲得しており、今回の約1億500万円の和解金をもって訴訟は終結となる。

一連の集団訴訟は2016年1月、ビットコインをはじめとする仮想通貨がハッキングされたとして仮想通貨取引所Cryptsyが破産。ユーザーへ資金が返還されない状況となっていた。

しかしその後、CryptsyのCEOであるポール・バーノン氏、仮想通貨取引所コインベースを利用して仮想通貨を交換していたことが発覚し、集団訴訟の代表としてブランドン・ライデル氏が訴訟を起こした。今回の集団訴訟にて、代表者のブランドン・ライデル氏は、約3年間の努力により2500ドル(約27万円)を受け取るようだ。

今後の予定として2020年4月17日に、訴訟に関するヒアリングとして事前の和解契約を承認するか、申請に応じてさらに変更を加えための公聴会が開かれる予定だ。