イーサリアムのOptimismがOPガバナンストークンを発表
イーサリアム(Ethereum)スケーラビリティソリューションOptimism(オプティミズム)は、OPと呼ばれるガバナンストークンを発表したことが新たに分かった。
OPガバナンストークンは、Optimismエコシステムの変革プロセスの始まりを示しており、これは独自のガバナンスシステムを使用して、ユーザーにより多くのパワーを提供することを目的としている。
Optimismより画像引用
OPは、Citizens’ House(シチズンズハウス)とToken House(トークンハウス)の2つのエンティティを介して制御され、それぞれに独自責任を担い、持続可能なエコシステムをサポートするという共通の目標が掲げられている。後者は最初のOPエアドロップによって確立され、ユーザーがガバナンスモデルに参加できるようになるとのこと。その意味で、OP保有者はプロジェクトの将来について発言権を持ち、アップグレードやインセンティブなどに投票できるとのこと。
Citizens’ Houseは、遡及(そきゅう)的な公共財の資金を分配するための組織として運営され、ネットワークの収益を受け取り、集合体の成長を支援するように指示して行くとのこと。ユーザーは、譲渡不可能なNFTを含む「souldbound」と呼ばれるプロセスを経ることで市民になれるとのこと。
OptimismはOPエアドロップの対象に
Optimismチームは、新しいガバナンスモデルを「デジタル民主的ガバナンスの大規模な実験」と呼び、OptimismCollectiveと呼んでいる。
OPは、実験のインセンティブシステムの中心となっており、2022年第2四半期に、最初のエアドロップを介して公開される予定だ。約250,000のアドレスがイベントの対象となりるものの、Optimismチームが述べたように、トークンには、ユーザーが参加できる「エアドロップのシーズン」がある。Optimismチームは、正しいトークンを操作していることを3回確認するように推奨。Airdrop-1はまだ発生しておらず、現在OPトークンを取得できると主張するものはすべて「詐欺」であると注意している。
Optimismより画像引用
トークンの5%は最初のエアドロップで配布され、14%は将来のイベントに向けられる予定のほか、20%は遡及的な公共財資金、17%は初期投資家、19%は主要な貢献者、25%は生態系基金に分配される計画だ
ガバナンスモデルは、Optimism財団によって管理される予定で、プロジェクトの共同創設者であるベン・ジョーンズ(Ben Jones)氏とジン(Jing)氏の2人が主導するとのこと。
プロジェクトが完全な分散化に移行するとき、Optimism財団はブリッジとして機能することから、プロジェクトチームは、Optimism PBCの名称からOPLabs PBCに変更し、「プロトコルの構築と分散化」とエコシステムのサポートを担当することも発表された。