NASAとSpaceXで100万ドル相当のNFTを宇宙に送るAzuki

人気NFTプロジェクトAzukiが宇宙へ

2022年、最も人気のあるNFTプロジェクトの1つに成長したAzukiは4月23日(土曜日)、宇宙ロケットSpaceXNASAと共に国際宇宙ステーションへの宇宙ミッション「Crew-4」に参加する予定であることが分かった。

6番目に取引量の多いNFTコレクションであり、各NFTは現在約50万ドル(約6,300万円)の価値があるAzukiコミュニティは、Web 3.0の実験に熱心であり、「Azuki#40–Bobu the Bean Farmer(※以下、Bobuと表記)」を月に送ることを発表。NFTは、ハードウェアウォレットLedger内に保存されている秘密鍵を介して送信され、宇宙へ送られる初のハードウェアウォレットNFTとなる。

学生研究機関「Stellar」に資金提供を目指す

BobuはAzukiコミュニティの積極的な参加者かつコアキャラクターであり、これは「キャラクターIP管理における初の分散型ガバナンス実験」(12,000人の保有者)でもある。2,000個のBobuトークンを31日間宇宙に送る計画だ。これは、ボブの分散型知的財産権の開発を管理するガバナンストークンである。Azukiは、この宇宙旅行に着手することにより、グランドキャニオン大学の学生研究機関「Stellar」に資金を提供することを目指しており、同学生グループは、次のように述べている。

Stellarの研究では、微小重力環境で実行される微生物燃料電池(MFC)のエネルギー出力と電気的特性を測定します。NFTはこの航海で歴史を作り、重要な人道主義研究にも貢献します。

Bobuは4月23日にSpaceXCrew-4ロケットで宇宙に打ち上げられ、正確な時刻についてはDiscordチャンネルで発表されるほか、イベントはYouTubeでライブストリーミングされる予定だ。なお、人道的および微生物燃料電池の研究を支援するために同グループへの寄付を募るため、Azukiは4月14日(月曜日)午後1時PSTに投票を開始し、4月20日(日曜日)に終了することを発表している。この投票では、Bobuトークン所有者がBobu財団からの寄付額を2ETHから8ETHの間で決定するとのこと。

冒頭でもふれたように、Azuki NFTコレクションは日を追うごとにますます有名になっており、さまざまなセクターとのパートナーシップでさらに知名度を挙げている。最近、Azukiコレクションは韓国のヒップホップミュージックグループEpik Highとのパートナーシップを明らかにし、彼らの次のパフォーマンスのためのビジュアルアートを作成している。