マイクロソフトでメタバース人材が大量流出:辞職者の多くがフェイスブックへ

マイクロソフト社から大量のメタバース人材が流出

大手メディアの報道によると、Microsoftからメタバース関連の人材約100人が流出したことが明らかになった。

MicrosoftのAR(拡張現実)チームは、過去1年間で約100人の人材を流失させており、その多くはMeta Platforms Inc.(旧社名: Facebook, Inc.)に移動しているとのこと。Microsoftの元従業員によると、MetaはMicrosoftのHoloLens(ホロレンズ)ARヘッドセットの開発経験を持つ人材を欲しており、給与を2倍にすることを提案しているとのこと。同社ARグループは約1,500人を雇用しており、HoloLensチームの70人以上の元従業員のLinkedIn(リンクトイン)プロファイルは、過去1年間にMicrosoftを離れたことを示している。

Microsoftのリーダー格も移籍

Microsoftを離れたスタッフの中には、HoloLens顧客からのフィードバックを担当したチャーリー・ハン(Charlie Han)氏などのリーダーも含まれており、ここ数カ月でMetaのディスプレイディレクターに就任したとのこと。

実際、MicrosoftはARの分野でかなり有利なスタートを切っており、昨年は約325,000台のARヘッドセットが販売され、IDC(Internet data center)によると、その数は今年135万台に跳ね上がる可能性があり同社スポークスマンは次のように語っている。

Microsoftは、より没入型で手頃な価格を維持しながら、さまざまなフォームファクターの最先端ハードウェアを進化させ続けるつもりです。


中小企業参入がますます厳しくなるメタバース領域

Facebookは2021年10月、NEXTMONEYの特集記事「Facebookが会社名をメタにリブランドしてNFTサポートを計画」で報じているように、社名をMetaに変更。

その後同社は、メタバースを中心に会社を再配置すると発表しており、メタバース関連への出資は、2021年の結果でその総営業利益を約100億ドル(約1兆1,540億円)押し下げるだろうと予測されていた。

トップテクノロジー企業の間で、このような人流が起きるのは珍しいことではなく、Metaのような大企業が市場に参入することで人流に大きな影響を与えている。新興企業であるMira LabsInc.のマット・スターン(Matt Stern)COO(最高執行責任者)は次のように語っている

MetaやMicrosoftがメタバースに本格参入したことで、メタバース人材の市場の価格を押し上げました。そのため、中小企業が競争するのは大変難しいです。

一方で、Metaへの人材流失に直面しているのはMicrosoftだけでなく、Apple Inc. もメタバース関連のApple従業員をMetaへ多く流失させていることが、LinkedInプロファイルから明らかになっている。メタバースは現時点では、ほとんど実現されていない仮想領域であるが、有識者によると、今後、多くの人々がメタバース空間で働き、遊び、学び、買い物をする世の中になると予想されている。

Facebookが会社名をメタにリブランドしてNFTサポートを計画

2021.11.01