CoinMarketCapが偽SHIBアドレスをリストか
人気ミームコインの一つであるシバイヌ(ShibaInu/SHIB)チームは、仮想通貨の時価総額や価格、取引所の取引ランキングなどを無料で提供しているCoinMarketCapが、故意に3つの偽SHIBアドレスをリストしたことを投資家に警告した事がわかった。
Official Statement regarding the recent actions by @CoinMarketCap . pic.twitter.com/DXP2wZRhYC
— Shib (@Shibtoken) January 13, 2022
CoinMarketCapによる最近の行動に関する公式声明
主にこれらのやりとりはTwitter上で繰り広げられており、シバイヌの公式Twitterアカウントによるツイートによると、CoinMarketCapは“意図的”にSHIBの3つの偽スマートコントラクトアドレスをリストしたと主張している。その上でSHIBチームは、BSC(Binance Smart Chain:バイナンススマートチェーン)、Solana(ソラナ)、Terra(テラ)で見つかったこれらのアドレスを安全に使用できないことを警告した。さらに同チームは、「資金が不可逆的に失われる」ため、これらの契約を操作したり、SHIBを購入したりしないようにユーザーに警告したうえでSHIBチームは次のように主張している。
CoinMarketCapがトークンページの更新について、SHIBチームとの通信を拒否し、悪意のある攻撃者が私たちのリストを破壊することを喜んで許可した。
CoinMarketCapはSHIBの3アドレスリストを認める
SHIBチームによる申し立てに応え、CoinMarketCapは実際に3つのSHIBアドレスをリストしたことを認めている。
Please note that the non-ETH contract addresses on this page @shibtoken are wormhole addresses, which are designed to facilitate cross-chain transactions of wrapped versions of this assethttps://t.co/IhbNBJkwnf
— CoinMarketCap (@CoinMarketCap) January 14, 2022
shibtokenの非ETH契約アドレスはワームホールアドレスであり、このアセットのラップされたバージョンのクロスチェーントランザクションを容易にするように設計されていることに注意してください
CoinMarketCapは、これらは悪意のあるアドレスではなく、「ラップされたアセット用」であると主張している。また、誤解を避けるため、アドレスは悪意のあるものではないと述べている。最終的にユーザーエクスペリエンス(※ユーザー体験)を合理化し、クロスチェーントランザクションを容易にするため、ラップされたアセットの契約アドレスを公開する前例がある。さらにCoinMarketCapチームは、サポートページにリンクしている「公式チャネル」を通じてSHIBチームに連絡するよう招待している。