Bitfinexが3月までにサービスを停止
カナダのオンタリオ州が、州内で運営されている仮想通貨取引所に対する取り締まりを開始しました事を受け、Bitfinex(ビットフィネックス)はオンタリオを拠点とするクライアントに、2022年2月末日までに取引口座を閉鎖するように要請した事がわかった。
Bitfinexは1月14日(金曜日)、3月までにオンタリオ州を拠点とする顧客の取引口座を閉鎖すると発表。また、オンタリオ州の顧客が新たな市場ポジションを開くことはないと述べた。現在アクティブに取引しているユーザーについても、2月末までに閉鎖するよう要請した。同取引所は、オンタリオ州の厳格な規制から距離を置くため、これらの手順に従っ手の措置である。同取引所は、カナダのオンタリオ州の全市民が3月1日以降、仮想通貨サービスを利用できなくなると述べた。したがって、同取引所内にあるここ役の資金はすべての資金を引き出す必要がある。
沈黙するBitfinex
オンタリオ州での仮想通貨サービスの提供を停止する計画の背景にある理由としてOSC(Ontario Securities Commission=オンタリオ証券委員会)についてBitfinexは言及していない。
OSCは2021年12月、オンタリオ州で事業を行う法的権利がないことを警告。大手仮想通貨取引所Binanceがこれらのサービスを発表した後、取引所はオンタリオ州当局者に先物、デリバティブ、および証券を提供することは許可されていないと述べた。しかしBinanceは、オンタリオ州でのOSCの活動に対する合法性に関する誤解を説明する反論を発表した。
取引所が「透明な」時代に備える中で仮想通貨規制は継続
規制当局は、起こりうる暗号の陰謀や誤用に対処するために、仮想通貨取引所に透明性を求めている。
特に、Bitfinexは長い間テザー(Tether)社問題で脚光を浴びてきた。米国による綿密な調査の犠牲者であり、NEXTMONEYの2021年10月19日付特集記事「テザーとビットフィネックスがCFTCに4,250万ドルの罰金を命じられる」で報じているようにCFTC(Commodity Futures Trading Commission=米商品先物取引委員会)は、テザーと共同で4,250万ドル(約48億円)の罰金を請求している。
当NEXTMONEYの「カナダ・オンタリオ証券委員会、テザー(USDT)で取引することを禁止」報じたように、OSCはテザーを禁止仮想通貨リストに入れ、取引を禁じている。