OpenSeaは133億ドルの評価で3億ドルを調達し、DharmaLabsの買収を検討中か

OpenSeaが3億ドルの資金を調達

NFT(非代替性トークン)マーケットプレイスのOpenSeaは2022年1月4日(火曜日)、3億ドル(約347億円)の新規資金を調達したと発表。さらに別の報告によると、デジタルウォレットプロバイダーのDharmaを買収することも検討中であることが分かった。

ニューヨーク・タイムズ(New York Times)によると、133億ドル(約1兆5,425億円)の評価で、Paradigm and Coatue がシリーズCラウンドを主導。ラウンドが開示される前の以前の報告では、OpenSea自身が130億ドルの評価を求めていたことを示唆していた。

同社は2021年7月、最後に資金を調達。アンドリーセンホロウィッツ(a16z=Andreessen Horowitz)率いるラウンドで、15億ドル(約1,740億円)の評価で1億ドル。その6カ月後、OpenSeaは133億ドル(1兆5,425億円)の評価で資金を調達したが、これはNFTマニアを強く反映していると言える。

NFTの概要

NFTは、ブロックチェーンテクノロジーを使用して、アートワーク、ビデオ、ゲーム内アイテムなどのデジタルアイテムの所有権を表すデジタルアセットの一種だ。

所有者アートワークに関連付けられた仮想通貨を持っているため、デジタルアイテムを「所有」していることが証明できる。また、そのトークンを交換するためのキー(鍵)はウォレットに保存される。

2017年に設立されたOpenSeaは、仮想通貨収集品とNFTのP2P(ピアツーピア)マーケットプレイスである。NFT販売のマーケットリーダーとして、OpenSeaは、デジタル資産の人気の高まりとともにその財産が増加しおり、JPMorgan Chaseによると、2021年11月時点で、NFT市場は約70億ドル(約8,120億円)と推定され、月間売上高は約20億ドル(約2,320億円)であった。また、NFTトランザクションの成長率は2021年の最初の9カ月間で328%に上っており、2022年に向けて急上昇し続けていた。

OpenSeaはDharma買収を検討

強力な資金と収益増加により、OpenSeaはサービを拡大能力を備えており、現在Dharmaの買収の可能性が浮上している。

Axiosは、買収契約に関する2社間交渉が現在進行中であり、潜在的な全株式取引は1億1,000万ドルから1億3,000万ドル(約127億円~150億円)の間であると報告した。Dharmaは、銀行口座と一元化された取引所の間でシームレスにドルを移動できる唯一のイーサリアムウォレットとしての地位を確立している。