イーサリアムが1,000%以上の価格増加と採用の急増
イーサリアム(Ethereum/ETH)は2021年に価値が1,000%以上に上昇し、採用が増加していることが分かった。
仮想通貨市場で最も価値の高いアルトコインであるイーサリアム(Ethereum/ETH)は、NFT(非代替性トークン)取引と採用増加により、引き続き順調に進んでおり、仮想通貨市場で2位にランクされているETHは、複数のNFTオークションやDeFiプロジェクトで使用された後、4,600ドル以上で取引されている。イーサリアムは、NFTの作成、仮想通貨マイニング、世界中のDeFiプロジェクトで使用されている。
イーサリアムは2021年も強気を維持
2021年の仮想通貨取引は、イーサリアムの価格に影響を与えた多くの憶測と統合された新しいテクノロジーに囲まれている。
なかでも、Facebookの作成者であるマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)CEO(最高経営責任者)が推進しているメタバース統合がひときわ際立っている。ザッカーバーグCEOと彼の仮想世界による発表の後、市場価格が上昇。ETHの代替トークンであるソラナ(Solana/SOL)も、30%を超える価格上昇を実現しており、CoinMarketCapの調べによると、11月5日12時半時点でのSOL価格は、27,500円(240ドル)前後で推移しており、前日同時刻比で1.30%、1週間で19.16%の上昇。時価総額は 8兆2,956億円を超え、時価総額ランキング4位となっている。
ETHとNFTへのリンク
多くの仮想通貨投資家は、ビットコインやドージコイン(Dogecoin/DOGE)のような他のアルトコインがイーサリアムを覆い隠しているのに、なぜイーサリアムが上昇しているのか疑問に思える。
祖生の理由の一つに、ETHは、NFTに価値を与えるのは仮想通貨であるため、信じられているよりもはるかに価値がある。2017年から運用されている仮想オークションシステムであるにもかかわらず、NFT市場は2021年にようやく大きな脚光を浴びた。NFTでの独自の採用により、仮想通貨の価値も急上昇した。NEXTMONEY10月11日付の特集記事「マクドナルド中国が「ビッグマック」NFTをリリース」で報じたように、マクドナルドのような大企業からも、中国限定ではあるものの、NFTが登場している。
ETHは、テクノロジー企業としてのFacebookが今後数カ月間提案するメタバースにテクノロジーを貸しす事がわかっており、間違いなくさまざまなテクノロジーの採用により、その価値が高まるとみられる。