XRPが英国で最も人気のある仮想通貨になっていた

前年比100%以上改善を果たしたXRP

Ripple関連のニュースは、SEC(米国証券取引委員会)対リップル訴訟の手続きなどに関して楽観的な姿勢を貫いているが、最近、仮想通貨の売買で最も人気のあるプラットフォームeToro(イートロ)は、XRPが英国で最も人気の仮想通貨との調査結果を公表した。

多くの英国投資家は、2021年これまでの他の仮想通貨と比較して、XRPで追加の資金を取得していることが分かった。XRPは、前年比で100%以上向上し、とビットコイン(Bitcoin/BTC)やイーサリアム(Ethareum/ETH)の市場動向に関係なく、多くのユーザーや市場関係者らを驚かせた。

投資家は、そのリターンとボラティリティ(※仮想通貨の価格変動差)のため、Rippleに固執。NEXTMONEYの特集記事「リップルがブータン中央銀行と提携でCBDC中央銀行デジタル通貨トライアル開始へ」で報じたように、ブータンの中央銀行にあたるブータン王立財政局との関係が知られるようになったほか、「Rippleが英国のCBDC開発促進に焦点を当てたデジタルポンド財団に参加」で報じているように、英国中央銀行と協力してデジタル英ポンドを立ち上げていることが公になっている。これらの動きは、RippleがCBDCの開発に全力で取り組んでいる事を広く知らしめる事実となっている。

XRPは2021年の後半に入ると、その制度的および小売市場での採用を増やしている。Rippleは、Digital Pound Basisを支援し、国際銀行を通じて代理店のパラメータを処理し、CBDCの成長ポイントを解決する準備ができている。そういった意味では、XRPはCBDCいまでは、開発における架け橋になっていると言える。多くの仮想通貨ファンは、集中型の銀行や機関とのRippleの関与が同社の収益性に役立つことを望んでいる。なお、世界の銀行のうち、80%が何らかの形で現在CBDC開発を調査している。

最近のXRP進化

XRPは、CoinMarketCapの調べによると、10月18日11時時点で、1XRP=125円前後で推移しており、前日同時刻比で-2.90%、1週間で-4.64%と、直近でこそ下落傾向にあるが、時価総額は5兆8,925億円近くにまで上昇し、世界で6番目に大きい仮想通貨となった。

CoinMarketCap より画像引用

2018年1月7日の最高値1XRP=381.9円を記録した直後の暴落以降、低迷が続いたXRPだが、2021年の初めの22円台以降は上昇を続け、多少の下落は見せたものの、4月中旬には170円までに跳ね上がった後、大きく下落。その後は約半年かけ、ゆっくりとその下落分を取り戻しつつある。専門家は、XRPの取引量が増加した場合、仮想通貨が2ドルに急騰する可能性があることを分析および予測している。

Rippleは、決済プロバイダー、銀行、マーケットメーカーに流動性をもたらし、XRPは、金融機関の問題を解決し、国際送金システムをより迅速かつ効率的に表すために広く使用されている。Rippleの主な目標は、銀行、企業、その他の金融機関が、市場の他のどの仮想通貨よりも安全かつ迅速に外貨両替と支払いを行えるようにすることであり、SECとの訴訟問題が解決するより先に、その企業理念が広く仮想通貨ユーザーや市場関係者らから支持を得ている。

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