VisaがCryptoPunkのNFTを160,000ドルで購入し、NFT市場に一歩踏み出す

VisaがCryptoPunkのNFTを160,000ドルで購入

世界的な金融サービスを手掛ける大手決済プロバイダーのVisaが8月18日(水曜日)、CryptoPunk (クリプトパンク)のNFT購入を発表購入額は、トークンを取得するための49.5ETH、約160,000ドル(約1,750万円)とのこと。

Visaは8月23日にTwitterを通じ、8月18日にCryptoPunkのNFT購入を完了し、49.5ETHを支払ったと発表。買収当時のイーサリアム(Ethereum/ETH)価格で約16万ドルだった事が判明した。購入にあたって同社は、「NFTを購入、保存、活用する」ために必要なインフラストラクチャーを提供することで、増え続けるクライアントを支援すると約束した。

以前、Visaは、Binance、Circle、Simplexなどのデジタル資産セクターの多数の企業と提携しており、顧客が仮想通貨での支払いに使用できるクレジットカードとデビットカードをそれぞれが起動できるようにした。さらに2021年の初め、Visaのアルフレッド・F・ケリー(Alfred F. Kelly)CEO(最高経営責任者)は、同社が何百万人もの人々によって使用されている支払いネットワークにデジタル資産取引を直接追加できることをほのめかした

Visaは仮想通貨市場に対する将来的事業戦略レポートも公開

VisaのNFT購入に伴い、NFTがVisaの事業展開に加わり、zip-zapマシン(※1)や紙のクレジットカードなども含まれるほか、NFTの機能と、NFTを所有し、将来の戦略に使用することの利点に関する詳細なレポートも公開した。

(※1)ジップザップマシンとは…
ハンドルをスライドさせてクレジットカードの表面に浮き上がった数字をカーボン紙のパケットコピーに記録することで複数のレシートを作成する手動のクレジットカードインプレッションマシンを指す。

レポートによると、同社はNFTがソーシャルメディア、エンターテインメント、小売、コマースの将来において主要な役割を果たすことを念頭に置いて目標を設置。安全な環境でそれらを行うために必要なインフラストラクチャーを提供することで、増え続けるクライアントがNFTにアクセスして使用できるようにすることのこと。

ビザは仮想通貨との関係を構築し続ける

VisaのNFT購入によって同社は仮想通貨市場にさらに深く踏み込んでいる。

Visaが仮想通貨市場に参入するのはすでに実施されており、これまでに大手仮想通貨取引所BinanceSimplex、ステーブルコインUSDコイン(USD Coin/USDC)の発行元で知られるCircleなどの多くの主要仮想通貨企業と提携している。

ケリーCEOは2021年初め、Visaがネットワークにデジタル資産取引を直接追加することを選択する可能性があると述べている。同社ネットワークは世界中の何百万もの人々によって使用されており、ここに仮想通貨が加われは膨大な量を市場へ送り出せる。

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