MicroStrategyはビットコインライトニングエンジニアを募集

MicroStrategyでエンジニアを募集

ソフトウェア会社のMicroStrategyは、ビットコインライトニングエンジニアの求募集を公開しており、デジタル資産分野への同社の継続的な動きを改めて示唆している事が分かった。

バージニアに本拠を置く同社は、ビットコイン(Bitcoin/BTC)を購入するために多額の同社現金を使用することで知られており、現在、SaaS (※1)プラットフォーム上のライトニングネットワークベースの製品エンジニアを募集。このポジションの欠員は、今週初めに同社のウェブサイトに掲載され、次のように記載されている。

MicroStrategyのビットコイン ライトニング ソフトウェア エンジニアとして、ライトニングネットワークベースのSaaSプラットフォームを構築し、サイバー セキュリティの課題に対する革新的なソリューションを企業に提供し、新しいeコマースのユースケースを実現します。

(※1)SaaS(Software-as-a-serve)とは…
提供者(サーバー)側で稼働するソフトウェアをインターネットなどに経由させ、利用者(クライアント)側で必要な機能を必要分だけサービスとして利用できるようにしたソフトウェアおよび提供形態のことで、シングルシステム・マルチテナント方式になっているものを指す。

MicroStrategy人材採用には仮想通貨プロジェクト開発への貢献が有利

ライトニングネットワークは、ブロックチェーンネットワークでの支払いの送受信速度を向上させるように設計された、ビットコインのレイヤー2スケーリングシステムのことである。

応募資格は、ビットコインブロックチェーンとライトニングネットワーク、またはその他のDeFi(分散型金融)テクノロジーを活用したソフトウェアソリューションの構築経験を有する人材を求めているとのこと。また、募集要項には、Bitcoin Core、ライトニング実装のLND(Lightning Network Daemon)、その他の大規模なオープンソース仮想通貨プロジェクト開発への貢献が非常に有利になるとのことだ。

2020 年にビットコイン戦略を展開して以降、MicroStrategyは130,000BTCを購入したBTC最大所有者であり、ビットコイン最大の企業所有者である。同社は最近、ライトニングネットワークを推し進めており、MicroStrategy のマイケル・セイラー(Michael Saylor)元CEO(最高経営責任者)は、2022年9月上旬の会議の中で、同社の開発者は多くの人々がライトニングネットワークにアクセスできるようにするソリューションに取り組んでいる事を明らかにした。同氏は、ライトニングを“テクノロジーの世界で起こっている最も重要なこと”と表現し、企業がライトニングを毎日10万人の従業員に展開することを可能にするソリューションを探しているという。前CEOは以前、MicroStrategyはサイバースペースに興味を持っており、ビットコインを広め続けている。