Amazon の年内仮想通貨受け入れは誤ったうわさ
Amazonは2021年末までに仮想通貨の支払いを受け付けるといううわさが、瞬く間に報じられたが、広報担当者は、今年ビットコインを受け入れることを計画している報道は誤りであると述べた事が分かった。
NEXTMONEYの7月26日（月曜日）付け特集記事「Amazonが仮想通貨関連の求人が公開：ビットコインの支払いを受け入れる予定か」で報じたように、23日付けで公開された最新求人にて、デジタル通貨とブロックチェーンのプロダクトリードエグゼクティブの求人情報を公開。これがきっかけとなり、Amazonが近い将来、顧客からの仮想通貨決済を有効にするというAmazonの動きを示しているとみられ、複数メディアもこれを報じていた。
アマゾンがビットコインを受け入れるようになるという噂は、低迷が続いていた仮想通貨市場にとって、2021年5月以来の最高の1日となった。このうわさについての報道が起爆剤となり、仮想通貨市場は急激な上昇を見せた。しかし、コミュニティの多くは、報道の信憑性とその匿名内部関係者とする証言者の信頼性に疑問を呈しており、Amzonが公式声明を発表し、短期間でこの噂が打ち消された。
否定後のビットコイン価格への影響は最小限に留まる
ブロックチェーンテクノロジーに関連する最近の求人情報に示されているように、ブロックチェーンに対するAmazon関連の報道は正しくなかった。
しかし、ビットコイン価格は「ビットコインが急騰：Amazonの求人やイーロン・マスク氏の影響か」でも報じているように、複数要因によって、最近超えることができなかった40,000ドルを突破。ただし、すぐに38,000ドルを下回っている。
今回報じられたうわさは、Amazonがビットコインのほかにイーサリアム（Ethereum/ETH）についても支払いオプションとして受け入れるほか、ビットコインキャッシュ（Bitcoincash/BCH）とカルダノ（Cardano/ADA）も受け入れる準備。これらに加え、2022年には年の独自のトークンの発行を調査することを計画していると報じられていた。現時点ではまだ急激な価格後退は見せていない事から、Amazonのニュースのみが化ック高騰の要因ではなかったことを証明する形となった。
