Coinbaseが大老採用でインドに仮想通貨技術ハブを計画
米国の大手仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)は、インドに技術ハブを設立する予定です。
Coinbaseが元GooglePayのリードエンジニアであるパンカジ・グプタ(Pankaj Gupta)氏をエンジニアリングおよびサイトリードのVPとして採用してから約2カ月後にあたる7月2日(木曜日)、Coinbaseの共同創設者であるブライアン・アームストロング(Brian Armstrong)氏は次のようにツイートした。
Coinbase is building out an office in India! 🇮🇳 Amazing team already in place – come join us.https://t.co/yCaJk681pZ
— Brian Armstrong (@brian_armstrong) July 2, 2021
Coinbaseはインドにオフィスを建設中です!素晴らしいチームがすでに配置されています。ぜひご参加ください。
また、グプタ氏は2日付のCoinbase公式ブログの中で、採用計画について詳しく説明している。現在、インドの仮想通貨取引所は、同国内の大手銀行からの定期的なサービスの拒否により、深刻な危機に直面している。これらの様子は、当NEXTMONEYの特集記事「インドの仮想通貨投資家、複数取引所が銀行取停止で怒りを表明」、「NPCI、インドで仮想通貨取引き禁止を拒否:個々の銀行に決定権を計画」、「インド財務大臣、デジタル通貨を禁止しないと明言」などで報じているように、国内での仮想通貨取引に対する見解が二分している。
Coinbaseの目標はインドで仮想通貨とブロックチェーンの理解を広める
インドの中央銀行であるRBI(Reserve Bank of India=インド準備銀行)は、仮想通貨は金融の安定に対する脅威であると考えており、独自のデジタルコインを発売する予定だ。
このような背景を考えると、グローバル仮想通貨取引きサービスの技術ハブを設置するというCoinbaseの決定は、同国内で仮想通貨または非仮想通貨の議論を引き起こすことは間違いないとしたうえでグプタ氏は次のように語っている。
Coinbaseは、この地域の仮想通貨とブロックチェーンの理解を拡大することに全力で取り組んでいます。
Coinbaseは、インドでの事業を専門とする20人のエンジニアを対象に、公式サイトに採用情報を掲載しており、同氏は近い将来、このハブの野心的な計画を立てており、近い将来、何百人もの世界クラスのエンジニアを採用したいと考えている事を明かしている。また、同社はすべての新入社員に1000ドル(約11万円)の仮想通貨を支払うことを発表。これにより、ヒンディー語で「コイン」に相当する「CIkka」と呼ばれるコインを使用し、経験と知識を使用して、仮想通貨がより良い製品と経験を提供できるとして次のように述べた。
私たちの期待は、彼らがこのオファリングを活用して仮想通貨について学び、この知識を使用して、世界中の顧客を喜ばせる次世代の製品を構築するのに役立つことです。