マクラーレンがNFTプラットフォームを発表
人気F1チームMcLaren(McLaren Racing Limited:マクラーレン)は、ファンに焦点を合わせたNFT(非代替性トークン)プラットフォームを作成するため、複数年の取り決めでTezos(テゾス)と提携したことを発表した。
公式発表によると、マクラーレンは、ファンに最高のNFT体験をもたらす、代替不可能なトークンのためのプラットフォームを作成することを計画。NFTは、非代替トークンとも呼ばれ、Tezosのようなブロックチェーン上に存在するトークン化されたアセットであり、それらには、デジタルアート、音楽、デジタルトレーディングカード、ミーム、ツイートなど、インターネット上のあらゆるものがトークンかできるとして近年注目が集まっている。
マクラーレンはエネルギー効率の高い能力に基づいてテゾスを選択しており、ブロックチェーンは、PoS(プルーフオブステーク)を使用している。PoSは、ビットコインのようなPoSネットワークよりも、はるかに少ないエネルギーでトランザクションを処理できるとされている。そのため、PoSメカニズムにより、Tezosは低炭素フットプリントで動作できるため、NFTを効率的に作成できるとのこと。Tezos財団の議長であるフバートス・トンハウザー(Hubertus Thonhauser)氏は、次のように語っている。
マクラーレンレーシングは、F1界で最も長く、最も輝かしいチームの1つであり、NFTファンエンゲージメントプラットフォームを通じてテゾスブロックチェーンにそれをもたらすことを選択したことに興奮しています。ブロックチェーンはより速く、より安全に、そしてより効率的に進化しており、オリジナルで最も急速に進化しているブロックチェーンであるTezosは、革新の最前線にとどまり、繁栄し急速に成長しているエコシステムで現実世界のソリューションを提供できるでしょう。
NEXTMONEYでも、「クリスティアーノロナウドNFTカード、29万ドルの史上最高値で落札」、「高級ブランドのGucci、NFTを立ち上げる準備が整い市場へ参入」、「ボクサーのフロイド・メイウェザー氏が今月後半にNFTをリリース」、「音楽プロデューサーがNFTオークション勝者に楽曲を製作|収益はレオナルド・ディカプリオ氏のEarth Allianceへ寄付」、「CNNは歴史的ニュースからの「瞬間」をNFTで販売へ」報じたように、今年、F1やスポーツ界、メディア業界などでNFTに人気が集まっており、レッドブルレーシングは先月、テゾスとのパートナーシップを発表している。
マクラーレンレーシングのプラットフォームの詳細はまだ明らかにされていないが、チームのライセンス、eコマース、eスポーツのディレクターは、パートナーシップはF1チームのファンを中心にするプラットフォームを計画しているようだ。