仮想通貨ウォレットMathWallet、シリーズBで1200万ドルを資金調達
仮想通貨ウォレットプロバイダーのMathWalletは、シリーズBの資金で1200万ドルの調達に成功したことが分かった。
MathWalletは、マルチチェーンウォレットとしてビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、ポルカドット(DOT)を含む60以上のブロックチェーンをサポートしており、全世界に100万人以上のユーザーがいるとされている。
今回の投資ラウンドはBinance Labsが主導し、NGC Ventures、Amber Group、Capital6Eagleが参加している。10月にシリーズAから資金を調達してからわずか2か月後にシリーズBが行われたことになり、AlamedaResearchやMulticoinCapitalが主導するラウンドで780万ドルを取得したばかりだ。
新たな資本を手に入れたMathWalletは、製品とサービスを拡大するとともに、バイナンスのネイティブブロックチェーン「Binance Smart Chain(BSC)」の成長をサポートすることを目指しているようだ。MathWalletの責任者は、BSCとの協力関係について次にように述べている。
MathはBSCと協力して市場を拡大し、より多くの取引量とユーザーをエコシステムにもたらすために努力していくつもりです。
Binance Smart Chain(BSC)の未来
一方、バイナンスは、ネイティブブロックチェーンを使用して分散型ファイナンス(DeFi)エコシステムを成長させることを目指し、BSCネットワークにできるだけ多くのDeFiアプリを搭載することを望んでいる。
BSCはスマートコントラクト機能とイーサリアム 仮想マシンの互換性に特化しており、エコシステムにスマートコントラクトを導入しながらも、高いスループットを維持することが可能である。また、イーサリウム上のプロジェクトをBSCに移行する際の手続きも非常に簡単であり、今後多くのDeFiアプリをネットワークに引きつける狙いがあるようだ。
記事参照:MathWallet公式Medium