中国で顧客資金2,000BTCを不正利用し、ショートポジションで17億円の損失が発生|ブロックチェーン企業CEO
ブロックチェーンおよび、仮想通貨の市場分析プラットフォームである比特易の創設者兼最高経営責任者(CEO)であるHui Yi氏について今月5日、長江実業大学院ビジネスのWeChatグループにて、「Hui Yiが積極的に人生を終わらせることは想像できません。彼は42歳です」と同級生であるZhang Jiang氏が投稿した。
そしてこの報道と仮想通貨には、疑惑および、接点があるのではないかと中国国内で報道されている。
現時点で報道されている内容では、比特易の創設者であったHui Yi氏が、顧客資金である2,000BTCを無断で使用し、先物・レバレッジ取引にて「ショート」に資金を投資。その資金が失われたという報道である。
この2,000BTCが失われたという内容については、比特易の公式発表はないものの、中国の仮想通貨コミュニティでは、Hui Yi氏がショートポジションはすべて清算されることを余儀なくされ、1億元を超える負債を負ったのではないかと考えられている。
Hui Yi氏は、2003年に中国科学技術大学を卒業、研究者および上級研究員としてIBM China Research Instituteに入社した。2006年にはSurface Product ManagerおよびSenior Product ManagerとしてMicrosoftに入社、2008年にBeijing Tutuo Technology Co.Ltdを設立。2014年にHuaguoを設立した。
比特易はそこから、Softbankへの戦略的投資を獲得していたものの、現在はHPに記載されている住所にオフィスもなく、従業員と連絡が取れない状況であるようだ。
現時点で公式での発表はないものの、中国国内では今回の未解決の事件もしくは、問題は大きな話題となっている。