ドイツ証券取引所が取引を再開したため、コインベースの上場廃止は回避

ドイツ証券取引所によるCoinbase 上場は回避

Coinbaseは、誤って提出されていた法的文書を再提出したため、ドイツ証券取引所からの株式の上場廃止を回避したことが明らかになった。

ドイツ証券取引所は4月21日(水曜日)、仮想通貨取引所のCoinbaseが株式の適切な参照データを提出していないことが発覚し、Xetra(クセトラ)およびフランクフルト証券取引所から削除されることを発表したと大手通信社のロイターが報じていた。

しかし、取引主体識別子(LEI)コードは、国内で金融取引を行う企業の前提条件であり、証券取引所のオペレーターは、Coinbaseが誤って間違った参照コードを提供したことで、管理上のエラーに帰着したことが判明。そのため、ドイツ取引所は22日(木曜日)、Coinbaseが公式のLEIコードを提供したことで、株式は2つのプラットフォームで引き続き取引が再開されることを再びロイターが報じたうえで、Coinbaseの広報担当者は次のように語っている。

Coinbaseが特定の文書を特定のヨーロッパの証券取引所に再提出する必要が生じた管理上の誤りを認識しています。現時点では、Coinbase株の取引は中断されていません。私たちはこれを可能な限り迅速に解決するよう取り組んでいます。

Coinbaseは、890億ドルの大規模な評価額を誇っており、当NEXTMONEYの特集記事「アームストロング氏、将来のCoinbase収益の半数が非商社と予想」で報じたように、4月の第1週にナスダックで公開デビューしたことで大きな注目を集めている。多くの仮想通貨企業にとって、Coinbase、BlockFi(ブロックファイ)、Chainalysis(チェイナリシス)などの上場は仮想通貨市場の画期的な瞬間であると認識している。

さらにこのブルシーズンでは、いくつかの仮想通貨関連会社が公開デビューしており、Kraken https://www.kraken.com/ (クラーケン)やいくつかのビットコインマイニング企業など、さらに多くの会社が今年後半に公開デビューを予定している。

記事参照:Cointelegraph 

アームストロング氏、将来のCoinbase収益の半数が非商社と予想

2021.04.14