シンガポール、規制されていない仮想通貨取引所利用に対して国民に警告

シンガポール首相が特定取引所を警告

仮想通貨の分野が、過去数年にわたって勢いを増しているなか、シンガポールでは4月2日(金曜日)、リー・シェンロン(Lee Hsien Loong)首相は国民に対し、仮想通貨取引所を利用する際に警戒するよう促した。

シェンロン首相は、特定のプラットフォームのセキュリティに関する懸念の高まりに対処し、国の金融当局によって規制されていないビジネスを扱った場合、プラットフォームは保護されないことを市民に通知し、次のように語った。

MAS(シンガポール金融管理局)によって規制されていない事業体と取引する場合は、次の点に注意してください。MASが管理する法律によって保護されることはありません。投資を行う前に、それが本物で合法であることを確認してください。そうすれば、詐欺の餌食になりません。


疑惑の目が向けられているクリエーターコイン

シェンロン首相は特定の団体について懸念を表明する一方で、そのようなプラットフォームの1つに、彼の名前と写真をウェブサイトから削除するよう求めた事が地元メディアが報じている。対象ウェブサイトはBitCloutで、そのユーザーはTwitterで著名かつ影響力のある人物にタグ付けされた「クリエーターコイン」を売買できようになっているとのことで次のように公式サイト。

BitCloutの「クリエーターコイン」は、会社や商品ではなく、個人の評判に結びついている新しいタイプの資産クラスとして誕生しており、これらは、「社会的影響力」を資産として取引するため、私たちが社会として持っている最初のツールです。

以前、ナスダックは、疑惑の仮想通貨取引所として、BitCloutサービスの作成者が、著名な仮想通貨に強いとされる法律事務所から排除措置の手紙に見舞われたと報告している。にもかかわらず、今回発せられた警告は、デジタル資産市場が活況を呈している最中に行われた。

詐欺プロジェクトの数が増えると、多くの議員が市民の安全を懸念するようになっており、テクノロジーとイノベーションにかなりオープンなシンガポールは、仮想通貨サービスを敬遠していにものの、詐欺的な取引に投資することになった場合に備え、人々に公正な警告を提供している。革新的ではあるが、「クリエーターコイン」はコミュニティ、特にこの仮想通貨ソーシャルネットワークの一部である人々の間で眉をひそめられている。

ただし、Diamondhandsというペンネームを使用するリードクリエーターは、ベンチャーキャピタル企業のアンドリーセン・ホロウィッツ(Andreessen Horowitz)社やソーシャル・キャピタル(Social Capital)社、コインベース・ベンチャー(CoinbaseVentures)社などのいくつかの主要な投資家がプロジェクトに関与していると以前、Coindeskが報じている。

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