Compoundが総貸付額で150億ドルに到達
複合的な分散型貸付プロトコルのコンパウンド(Compound/COMP)は、150億ドル(約1兆6,600億円)以上の仮想通貨を借りることができるという新たな高みに到達した。
150億ドル以上の仮想通貨を分散型貸付プロトコルCompoundで借りることができるが、日本時間の4月4日(日曜日)強気市場の中で新たな高みに到達した。貸付アプリで借りるための仮想通貨の合計額は、即時の非保管仮想通貨ローンとして借りることができる合計金額を指す。この数字は、2月20日の100億ドル(1兆1,067億円)から150億ドルにまで急増した。
現在、プラットフォームに提供される価値の34%はETH(Ethereum)であり、19%は米ドルで固定されたステーブルコインのDAIで、23%が米ドルで固定されたステーブルコインのUSD コイン(USD Coin/USDC)だ。
DeFiPulse より画像引用
コンパウンドは分散型金融市場を支配しており、DeFiメトリクスサイトのDeFiPulseによると、DeFiに閉じ込められた価値の約19%がアプリに閉じ込められていおり、次は、77.8億ドル(約8,600億円)のMaker、58.0億ドル(約6,416億円)のAaveと続いている。
CompoundとDeFi
Compoundは、トレーダーがお金を借りて仮想通貨で利息を稼ぐことを可能にするDeFiプロトコルである。
DeFiは、スマートコントラクト(自己実行コード)を利用した非管理および金融サービスの幅広いネットワークを指しており、これらのプロトコルによってユーザーは銀行やその他のサードパーティの仲介業者を必要とせずに銀行と同様のサービスを使用できる。
これらのプロトコルのガバナンスも分散化されており、トークン所有者は、ネットワークの将来について投票する。Compoundプロジェクトのガバナンスの決定は、CompoundのトークンであるCOMPをステーキングすることによって行われる。
CoinMarketCapより画像引用
CoinMarketCapの調べによると、COMPの4月5日16時時点の価格は、1COMP=56,200円台後半で推移しており、前日同時刻比0.56%、1週間で40.00%の上昇を記録しており、時価総額も2,843億円を超えている。ちなみに…NEXTMONEYの特集記事「Uniswapは、DeFi爆発的増加で総取引量1,000億ドルを突破」でも報じているように、DeFiでは、爆発的増加が目立ち急上昇をとげており、昨年の初めには、DeFi業界全体の価値はわずか10億ドル(約1,100億円)の取引量に留まっていた。