ライトコインのミンブルウィンブル開発者が、現状の取り組みを報告
ライトコインのミンブルウィンブル(Mimblewimble)ベースのプライバシーと代替可能性の取り組みが現在進行中であり、LimcoinのMimbleWimbleの実装に取り組んでいるGrin開発者のDavid Burkett氏は、本質的に有効なヘッダー、ブロック、トランザクションの構築に役立つ「機能テストフレームワーク」の開発を明らかにした。
MimbleWimbleとは、Confidential Transactions(機密取引)とCoinJoin(多くのトランザクションを一つにまとめて追跡を困難にする)により、可監査性とスケーラブルな匿名性を実現することができ、Litecoinのプライバシー性と代替性を強化することが可能とのこと。LitecoinTalkの更新でBurkett氏は「ConnectBlockロジックのテストを終えたらいくつかの方向性がありますが、それでも、次に取り組む意味があるかどうかを判断しています。現時点で私が提供できるのは、LTCコードベースとの継続的な統合とさらに多くのテストを含む5月の高レベルの計画です。」と述べている。
アップデートによると、これまでに行われた作業をLitecoin Codebaseに統合するための対策が開始されており、これは、ブロックが検証される有効なUTXOが使用されていること、二重の支出がないことなどを確認し、実際にブロックをチェーンに追加することができる。さらに、開発者は3月にGithubにLitecoin Improvement Proposal [LIP]を追加投稿しており、これは本質的に片側MWトランザクションを提案し、前の提案以降に発見されたバグの修正を図るものであるようだ。
MimbleWimbleテストネットの正確な日付はまだ不明だが、開発者は以前に、今年の「夏の終わり」の前にテストネットでローンチされることを明らかにしていた。