Rippleのマカレブ氏、
Ripple共同創設者のジェド・マカレブ(Jed McCaleb)が、再びウォレットから約1億2700万XRPを引き出した事が分かった。
XRPscanより画像引用
XRPscanトランザクション分析ウェブサイトによると、3月15日以降、Jed McCalebは15回のXRPトランザクション(1日1回の転送)を行い、合計1億2660万XRPを移動。これは、日本円に換算すると、約77億8,000万円(71,000,000ドル弱)に相当する。マカレブ氏は、Ripple Labs(当初はOpenCoinとして知られていたが、その後ブランド名が変更された)の最初の最高技術責任者であり、クリス・ラーセン(Chris Larsen)氏とともに2012年に共同設立。しかし、翌年、ラーセン氏との不一致が原因でマカレブ氏は辞任している。
マカレブ氏は、3月11日付、当NEXTMONEYの特集記事「ジェド・マカレブが1億830万のXRPを売却=ウォレットには5億3700万XRPが残る」で報じた1億830万XRP売却が直近での巨額売却であり、今回はこれに続く最新の売却である。
Jed will be selling 38,345,406.53 XRP per day this week. This amounts to roughly 268M XRP or $166M at current prices in 1 week.
At this rate, his 2.896B XRP would run out by May.
At half that rate (19M per day) he would run out by mid-July.
At 10M per day by the end of the year. pic.twitter.com/ZxdmlXDvMR— Leonidas Hadjiloizou (@LeoHadjiloizou) February 14, 2021
前回の売却で、コミュニティ内からはマカレブ氏が全額XRPを売却するのではないかと不安視する声も広がっており、今回前回と同規模額が売却されたことで、より不安が大きく広がる恐れもある。
リップルはSECとの法的な議論が続く
SEC(米国証券取引委員会)がRipple Labsとその幹部2人であるクリスラーセンとブラッドガーリングハウスに対して提起した訴訟は現在も続いている。
「米SEC、リップル社へ13億ドルの訴訟=未登録証券の販売」で報じたように、昨年提訴された訴訟では、最近リップルによって、規制当局がビットコインとイーサリアムを非証券として特定したことに基づき、裁判所がSECに文書の作成を強制するよう求める申し立てを提出しており、当サイトも「Ripple、裁判所にBTCとETH関連文書の作成をSECに強制するよう申し立て」で報じている。
Telephonic discovery conference scheduled for Tuesday, April 6, to discuss the Defendants’ joint motion to compel (documents on BTC/ETH, internal SEC communications regarding XRP status, documents regarding 10 additional custodians)
Reminder: Recording (video or audio) forbidden pic.twitter.com/nUdceEG9hB
— Leonidas Hadjiloizou (@LeoHadjiloizou) March 25, 2021
また、裁判所はこれを承認し、両社で電話発見会議が開催される日付を4月6日に実施すると発表している。