ニューヨークタイムスの記事がNFTオークションに
ニューヨークタイムズ社は、自社の記事に結び付けられた、NFT(Non-Fungible Token=非代替性トークン)のオークションを開催し、350.00 ETH(593,155.50ドル=約6,500万円)で落札されたことが明らかになった。
The NYT made a NFT!
My new column is about NFTs, and I also turned the column into a NFT and put it up for auction on @withFND, with proceeds going to charity.
Bid away, and you could own the first NFT in the paper's 170-year history. https://t.co/9ItGZvID8B
— Kevin Roose (@kevinroose) March 24, 2021
ニューヨークタイムズのNFTトークンは、ライターであるケビン・ルース(Kevin Roose)氏によって販売されており、現地時間の3月26日(木曜日)の午後に終了。ルース氏は「コラムをブロックチェーンで購入しよう」と題されたコラムを24日に掲載。このコラムを26日にNFTとしてFoundationプラットフォームで出品したところ、当初5万ドルに満たない金額から始まった同オークションだったが、ドバイに拠点を持つのミュージックスタジオ3Fmusicが見事、今回の価格で落札した。
デジタル関連に積極的なニューヨークタイムズ社
ニューヨークタイムズは、言わずと知れた、アートワークなどのコンテンツに関連しているデジタル証明書、または、新聞記事を使用しているNFTSを実験する最新の出版物であり、現在はNFTトークンにも興味を持っているようだ。ルース氏によると、販売の収益は、ニューヨークと他の場所で社会的原因を支える時代によって確立されたファンドである、The Neediest Cases Fundに収められ、ファンドは110年の歴史をもち、これまでに3億ドル(328億円)以上を慈善団体などに寄付している。
今回、ニューヨークタイムズの記事がNFTトークンとして落札されたことで、ニューヨークタイムズやブロックチェーン業界などから大きな反響があったことをルース氏は明かしている。また、同氏氏の記事が広く知られ、高額で落札されたことにより、同氏氏のニューヨークタイムズでの原稿料も高騰する可能性があるとのことだ。
今月に入ってから、当NEXTMONEYの特集記事「Twitterジャック・ドーシーCEO、史上初ツイートのNFTを290万ドルで売却」で報じているように、Twitter社のジャック・ドーシーCEOが、史上初ツイートのNFTを290万ドルで落札したほか、「クリスティアーノロナウドNFTカード、29万ドルの史上最高値で落札」で報じているように、人気サッカー選手であるクリスティアーノ・ロナウド選手のNFTカードが29万ドルで落札されるなど、NFTオークションでの高額落札が続いている。