Brave(ブレイブ)とBAT、Binanceスマートチェーンで循環可能に

BATトークンがBinanceSmartChain で利用可能に

Brave(ブレイブ)のBATトークンが、ラップされたトークンとしてBSC(Binanceスマートチェーン)で利用できるようになった事が分かった。これにより、ユーザーはBSCのDeFiアプリ(Pancake Swapなど)でBATトークンを使用できるようになる。

Braveの公式ブログによると、Braveのベーシックアテンショントークン(Basic Attention Token/BAT)は、Themisイニシアチブの一部として複数のブロックチェーンを探索し、ラップされたBATとしてBSCエコシステムの一部になったとのこと。

BAT on Binance SmartChain

Braveによると、BATはBSCでラップされたトークンとして利用できるようになった。

BATはイーサリアムブロックチェーン上に構築されており、そのチェーン上を循環し続け、元のトークンを同じ値のBSCベースのBATトークンと交換できることを意味する。

この決定によってBAT保有者は、PancakeSwapやBeefyFinanceなどのさまざまなBSCベースのDeFiアプリでトークンを使用できるようになるとのことだ。BSC エコシステムコーディネーターのシャオガン・ジャン(Xiaoguang Zhang)氏は次のように語っている。

仮想通貨ユーザーがBSCやその他のブロックチェーンのDeFiとDappsにアクセスできるようにシームレスなUXを一緒に導入します。

導入決定は、イーサリアムの高額な取引手数料を回避する必要性に部分的に動機付けられたとみられている。Braveのブレンダン・アイク(Brendan Eich)創設者兼CEO(最高経営責任者)は、バイナンスチェーンの“低い取引手数料と拡張性”に熱心に取り組んでいると述べているほか、ピアチップを管理する手段としてBSCを検討していることも示唆している。

同機能がいつ公開されるかは明確ではないものの、Braveブラウザの組み込みウォレットはすでにイーサリアムとBSCの両方をサポートしており、より完全なサポートが今年後半にも利用可能になる予定だ。

BraveとBinance

時価総額が17億ドルの、BATは57番目に大きい暗号トークンであり、BATはBinance SmartChainがそのエコシステムに引き付けた最も重要なプロジェクトの1つになっている。

CoinMarketCapより画像引用

CoinMarketCapの調べによると、BATは現在1BAT=125円台後半で推移しており、前日同時刻比6.46%、1週間では50.51%も上昇している。また、これにともない、時価総額も1,871億円を超え、同サイトの時価総額ランキングでは57位にまで上昇しているほか、3月18日(木曜日)には、BATトークン史上初となる1BAT=135円強を記録し、最高値を更新している。

Braveは、NEXTMONEYの特集記事「分散型ブラウザBrave、仮想通貨取引所バイナンスと提携」で報じたように、2020年3月にホームページ取引ウィジェットを提供するためにBinanceと提携している。この提携は、長期的なパートナーシップを意味しており、さらなる共同努力が進行中の可能性を示唆している。

分散型ブラウザBrave、仮想通貨取引所バイナンスと提携

2020.03.25

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