Rippleの共同創設者がXRP販売の可能性浮上
リップルの共同創設者であるジェド・マカレブ(Jed McCaleb)氏が、市場でより多くのXRPを販売する準備ができている可能性が明らかになった。
Jed will be selling 38,345,406.53 XRP per day this week. This amounts to roughly 268M XRP or $166M at current prices in 1 week.
At this rate, his 2.896B XRP would run out by May.
At half that rate (19M per day) he would run out by mid-July.
At 10M per day by the end of the year. pic.twitter.com/ZxdmlXDvMR— Leonidas Hadjiloizou (@LeoHadjiloizou) February 14, 2021
XRP愛好家のレオナイダス・ハドジロイゾウ(Leonidas Hadjiloizou)氏によると、マカレブ氏は今週、1日あたり38,345,406.53XRP、約22億円(※2021年2月51日15時時点のCoinMarketCap調べ)を販売する予定とのこと。2月11日にマカレブ氏はtacostand(タコスタンド)ウォレットから約4,000万XRPを移動したことが明らかになっている。
かねてよりコミュニティユーザーは、共同創設者がXRPを販売していることに不満を抱いているが、Rippleとの契約によると、McCalebには約5億のXRPが残っており、引き続きXRPを売却することができるとのこと。実際、研究者が推定したように、マカレブ氏が市場でXRPを販売し続けると、価格が下落する可能性があり、XRPの取引チャートは、XRPをサポートする実際のボリュームがないことを示唆している。
NEXTMONEYの特集記事「米SEC、リップル社へ13億ドルの訴訟=未登録証券の販売」で報じているように、リップルは、米国の規制当局がデジタル資産としてのXRPを素養しているという事実にもかかわらず、コミュニティメンバーから前向きな勢いを見せている。
CoinMarketCapより画像引用
先週、XRPの価格は0.4079ドルから0.6553ドルに60%上昇し、この価格の高騰により、時価総額は278億ドルとなりCoinMarketCapリストの1位にまで上昇している。なお、2月15日15時時点のXRP価格は、1XRP=57.96円、前日同時刻比-9.94%と10%近く下落しているが、1週間では30.26%の上昇を見せており、時価総額も2兆6,314億円となっており、マカレブ氏は次のように語っている。
私の手法は最初から透明だ。マーケットは、私がスローペースで一定の割合で私のXRPを売却していることを長年知っている。今日までの歴史が、私の売却がマーケットに何の影響も及ぼしていないことを証明しているだろう。
しかし、ブロックチェーン分析を手掛けるWhale Alert(ホエールアラート)は次のように警告している。
リップルのブロックチェーンの未来が明るいと信じているか否かに関わらず、マカレブ氏のようなクジラの経済力とその結果は無視できないでしょう。また、共同創業者のアーサー・ブリットも数十億のXRPを持っていることを考える必要があります。
マカレブ氏は、リップル社がSECから訴訟を受けたことにより、XRPの販売を停止していたことが指摘されていたが、XRP価格の高騰により売却を開始する可能性があるとみられる。