CoinLab共同創設者、Mt.Goxは「兆ドルの会社」だった可能性を指摘

Mt.Gox社は兆ドル規模の企業だった!?

無価値になってしまったMt.Goxが適切に管理・運営されていた場合、Mt.Gox社は1兆ドルを超えていた可能性をCoinLab共同創設者が指摘した。

CoinLabのピーター・バッセネス(Peter Vessenes)共同創設者は、ブルームバーグとのインタビューで、Gox取引所が適切に管理されていればとして次のように語っている。

1兆ドル規模の会社だったかもしれません。とても悲しい。

NEXTMONEYの特集記事「マウントゴックスが破産申請から民事再生へ」で報じたように、ピーク時にすべてのトレーダーの8割を占めていた同取引所は、ハッカーに推定74万コイン(242億ドル)を奪われ後、2014年に破産を宣言することを余儀なくされている。

4,780万ドルの飛行機チケット

Mt.Goxを認識した後早い段階で同取引所創設者と会うため、コスタリカ行きの航空機チケット1枚に1,500BTCビットコインを支払ったジェド・マカレブ(Mark Karpeles)だが、残念ながらこの時には合意に至っていない。しかし、ここで注目されたのが、航空機チケット1枚が1,500BTCという事実だ。CoinMarketCapの調べによると、2月1日現時点のビットコイン価格を見てみると、1BTC=3,522,000円台公判で取引されており、当時のチケットは現価値で52億8千万円相当のチケットという事になるから何とも驚きである。

その後Mt.Goxは日本に拠点をもつ、NEXTMONEYの視聴者もよく知っているフランス人実業家として活躍していたマカレブに売却され、バッセネス氏によって設立された会社であるCoinLabがそれを購入しようとしまして失敗している。それでもMt.Goxは、北米市場に参入するため、後半にCoinLabと提携。しかしその提携も失敗に終わり、バッセネス氏は、取引所に対して160億ドル、1兆6,756億円という、驚異的な請求をしている。さらにCoinLabは、「Mt.Gox民事再生案に新たな進展|90%のBTC返還要求が可能に」で報じたように、Mt.Goxの破産管財人である小林信明氏と、取引所の債権者が紛失したコインの最大90%を請求できるようにする契約を結んでいる。

今後のプロジェクト

共同創設者であり、ビットコイン財団の最初の会長としても知られているバッセネス氏は、これらすべての出来事経ても仮想通貨愛好家であり続けている。同氏はビットコインを紙幣に統合することを目的とした彼の新しいプロジェクトが進行中であることを明らかにしている。

業界はMt.Gox以来の驚異的な成長を経験しているにもかかわらず、同氏によると、同取引所の崩壊は、まだ過小評価されていルト指摘する。仮想通貨の影響はまだ過小評価されており、どれほど変革的であるかについては、まだ公正な見解はできない・できかねないという。

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